どうも、ばんぞうです。
今日は、メジャークラフトの3代目クロステージCRX-1002LSJをレビューします。
メジャークラフト内の位置づけとしては、ファーストキャスト、ソルパラに続く、エントリークラスのちょい上くらい。
一般的なイメージは、初心者向けの高コスパロッド??というところでしょうか。
3年以上使いましたので、ロッドの詳細や、良い点・悪い点を僕なりの視点でお話したいと思います。
CRX-1002LSJってどんなロッド?
まず、メジャークラフトのホームページってシンプルすぎて情報が少ないので、このロッドのスペックをまとめてみます。
型番:CRX-1002LSJ
全長:10.0フィート
継数:2
仕舞寸法:約157cm(実測)
重量:約188g(実測)
適合ルアーウェイト:30~50
適合PEライン:1.0~2.5号
数少ない、「ライト」ショアジギング専用ロッドです。
イメージでいうとシーバスロッドとショアジギングロッドの中間くらい。
わかりやすくするため、あえて言い切ると・・・
堤防から30~40gのジグを投げて、50cm級のハマチ(イナダ)を釣るためのロッドです。
この用途だと抜群に使いやすいです。
ライトとはいえショアジギングロッド
ライトショアジギングモデルですが、ショアジギングに必要な要素は一通りそろっています。
たとえば・・・
ダブルフットガイド&ダブルロック仕様
ガイドはFuji製のステンレスKガイドです。
リングの素材はアルコナイト。ガイドは高負荷にも耐えれるようダブルフットになっています。
リールシートも緩み止めのロックナット付きです。
マイクロピッチクロスフォース採用
カーボン繊維がクロス(縦・横)に巻いてあり、外層はX状に斜め45度のテーピングで仕上げてあります。
シマノのハイパワーXやダイワのX45と同じようなものだと思います。
こうすることで、ねじれに強くなり、キャストやファイトが安定します。
ただ、高級ロッドのようにバットからベリーまで、きっちりカーボン巻いてあるわけじゃなくて、根本(バットガイドまで)半分だけ。
まぁ1万円代前半で買えるロッドなので、半分でも十分です。
CRX-1002LSJは軽くて疲れにくい
個人的にこのロッド一番のメリットは「軽い」ことだと思っています。
一般的なショアジギングロッドって丈夫に作っているため、重いものが多いです。
その点、このロッドは「ライト」というだけあって、10フィートあるのに200gを切っているので、振りやすいです。
僕は、ショアジギングにおいて、軽さは釣果につながる大きなメリットだと思っています。
長時間使っていても疲れにくいので、ジグを長く海中に通すことができますから。
魚に出会うチャンスが多くなりますね。
ちなみに、合わせるリールは4,000番、C5000番がベストだと思います。
ショアジギング定番の6000番だとちょっと大きすぎます。
ちなみに僕が合わせているのはこれ。
↓↓↓
CRX-1002LSJのパワー感は?
軽い分、どうしても一般的なショアジギングロッドよりパワーは落ちます。
めちゃくちゃ主観ですが、コルトスナイパー系でいうとMLのちょい下くらい。
堤防で使うと雰囲気はこんな感じです。
↓↓↓
ハマチ(40~60cm)クラスの小型青物
パワー負けすることもなくファイトするのも楽しいです。主導権を魚に渡すことなく寄せられます。
メジロ(60~80cm)クラスの中型青物
ちょっと時間はかかりますが70cm弱なら何とか寄せてこれます。
ブリ(80cm以上)クラスの大型青物
このロッドで釣ったことないので正確ではないですが、パワーファイトは無理そうです。時間をかけて寄せるのにも苦戦するでしょう。
混雑している堤防だと、周囲の人に迷惑をかけてしまうと思います。
CRX-1002LSJのキャスト性能は?
公式には、40gがベストで30gから50gまでは対応しているというロッドですが、概ねその通りだと思います。
実際使っても、一番投げやすいのは40gのメタルジグ。
ただ、中級以上のロッドと比べると、ややブレ(ねじれ)が大きい気がします。
クロスカーボンの補強がもう少し上まで入っていれば嬉しいのですが、値段相応なので仕方ありません。
適応範囲外の60gのジグも投げられますが、やや心もとないです。
どうしても重め60g以上を投げるなら、シルエットの小さいタングステンをおすすめします。
まとめ:CRX-1002LSJは使えるロッド?
価格以上に使えるロッドだと思います。
あくまで「ライト」ショアジギング用ですが、中型青物までは渡り合えるパワーはあるので、実用十分。
特に、最初のショアジギングロッドに選ぶのにはおすすめです。
初心者がいきなり、ガチガチのショアジギングロッドを買うと、まず重さにやられます。
その点、このロッドなら軽いですし、ショアジギングロッドとしての特性も十分備えています。
これで慣れてから、大物釣りも射程に入るごっついロッドを買えば良いと思います。
とにかく軽いので、本格的なショアジギングロッドを買ったあとも、サブロッドとして使えるので選手生命も長いです。
僕も、堤防ショアジギングに行くときは、今でもコルトスナイパーXR(MH)のサブロッドとして持っていくパターンが多いです。
こいつがあれば、MHロッドを振り続けて傷んだ体でも、釣りを続けられますwww
enjoy!