クロスミッションBB S66MLを実際に使った感想【インプレ・レビュー】

釣具レビュー

どうも、ばんぞうです。

せっかく釣りの予定だったのに、風速13メートルの爆風&寒波。

やっぱり冬は釣りには厳しい季節ですねぇ。

ということで、家でおとなしくクロスミッションBBのインプレをしたいと思いますw

8ヶ月使ってきたので、気になってる人や購入を検討してる方の役に立てば嬉しいです!

今回レビューの前提条件
  • 使用モデルはスピニングのML
  • 使用条件はレンタルボート・SUP
  • 使用歴は2021年7月~2022年2月(執筆時点)
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クロスミッションBB S66MLのスペック紹介

まず、クロスミッションBBがどういうロッドか説明します。

「知っとるわい!」という人は飛ばしてください。

1本でオフショアの釣り何でもやってしまおうというコンセプトのロッドです。

スピニング2機種・ベイト3機種展開で、長さは全て6.6フィート(1.98メートル)です。主な違いは硬さのみです。

品番種類ジグウェイト(g)
S66ML-SスピニングMAX80(鯛ラバMAX80)
S66M-Sスピニング MAX120(鯛ラバMAX120)
B66ML-SベイトMAX120(鯛ラバMAX120)
B66M-SベイトMAX120(鯛ラバMAX150)
B66MH-SベイトMAX160(鯛ラバMAX200)
▲ 21クロスミッションBB 簡易スペック表

ティップは繊細ながら強い、タフテックαのソリッドティップ。

そこに、ハイパワーXの強いバットを合わせることで、色んな釣りに対応できるよう設計されたロッドです。

▲ (左)クロスカーボンで強度の高いバット部、(右)繊細・柔軟なソリッドティップ

適合釣種は、タイラバ・ライトジギング・SLJ・ティップラン・メタルスッテ・ボートアジング・インチク

オフショアのライト系の釣りなら何でも来いといった感じです。

ちなみに、上位版のクロスミッションとの違いはタフテックインフィニティとスパイラルXとのみ。

そんなに大きな魚を狙うロッドじゃないので、個人的にはBBでも十分かなと思います。

浅場のライトジギング・SLJにちょうどいい

僕が一番使う用途がSLJ(スーパーライトジギング)です。

ソリッドティップなのでジグをしゃくるのには不向きだけど、60gくらいまでなら十分アクションも付けられます。いい感じです。

ジグの形にもよりますが、上限の80gからは少しダルさを感じます。

スローに誘うのなら問題ないですけどね。

個人的にはTGベイト60gとの相性がすごく良いと思っています。

ただ巻きでもワンピッチジャークでもよく釣れてくれます。

水深30M~40Mの浅場では、最強じゃないかと思う組み合わせです。

だって軽いし。疲れ知らずで無限にしゃくれます。

このロッド、細いけどバットパワーがあるので、不意の大きな魚とのファイトも意外と大丈夫。

でっぷり太ったメジロもいけました。

ただし、やっぱり上がってくるのは時間がかかるんで、人の多い遊漁船では文句言われると思います。そこは素直にジギングロッド使いましょう。

タイラバ・ティップランエギングもOK

僕のは、スピニングモデルですがタイラバにも使えます。

ただし、しっかりサミング(フェザリング)して着底に気をつける必要はありますが。

※ フリーで落とすと水中で糸ふけが出まくるのでダメです。

感度は十分あたりを弾くことも少ないと思います。

ティップランにも挑戦しましたが、まだ1匹も釣れてませんww

ただ、同型を買った友人が釣りまくってたので、性能的には釣れるはずです。

フルキャストしても大丈夫?

シマノ公式サイトには、このロッドでキャストできるとは一言も書いていません。

「何グラムまで投げられる?」と質問しても「想定外の使い方なので回答できない」と答えられるそうです。

ただ、同社インストラクターの富所潤さんは、動画でフルキャストしていました。

だから、投げて大丈夫かどうか気になってる人は多いはず。

クロスミッションBB S66MLで、20グラムのメタルジグをフルキャストしてみましたが、問題はなかったです。

ただ、穂先のガイドが小さいので、リーダーの結び目は絶対ガイドの外に出しておいた方がいいです。

あくまでメーカーが公式推奨していない使い方なので、キャストは自己責任で。

ちなみに、2022年4月発売予定のクロスミッションXRでは、Kガイド搭載のチューブラー穂先がついています。

硬さも出てジグもしゃくりやすいし、糸抜けも良いのでこっちの方がキャスト向きです。

合わせるリールやラインは?

ロッドが軽い分、やはりリールも軽量なものが合います。

よく合わせるのが21アルテグラC3000番ですが、バランスがよく使いやすいです。

4000番/C5000番くらいまでは個人的にOK。SW機種になると少し重いような気がします。

ラインは、適合PE1.2号までですが、1.5号でもほぼ大丈夫。

僕のメインは、

夏から秋はメジロクラスが結構かかるので1.0号

冬の今は0.8号を巻いて使ってます。

釣れる魚のサイズによって調整してあげると、より釣果に結びつくと思います。

まとめ:何より使っていて楽しいロッド

クロスミッションは全てが70点の竿だそうです。なのでBBなら60点くらいの評価でしょうか。

いやいや、僕個人ではもっと評価は高いです

少なくとも、カヤック・SUPフィッシングでは100点に近いとさえ思っています。

まず、ジグもタイラバもエギもワームも1本で問題なくできるという時点で十分すごい価値です。

色々釣りたいけど、タックル何本も持ち込めないですからね。

さらにSUPやカヤックでは落下・落水のリスクもある。

となると、クロスミッションBBの「安さ」が光ります。

このロッドを使う前は、SUPでは(落水対策に)さらに安いルアーマチックS60Mを使ってましたが、ダルダルでした。もう戻れません。

月並みな言葉ですみませんが、クロスミッションBBは値段と性能のバランスが良いんです。

使いやすいし、何より使っていて楽しい。そんなロッドです。

自分のやる釣りが決まっていて、専用タックルも全部いいのが揃ってる。そんな人にはあまり価値のないロッドかもしれません。

でも、これからの人や、ちょっと違う釣りもやってみたいチャレンジャータイプの人は、買う価値はあると思います。

enjoy!