伊藤光学RARTS(アーツ)のレンズで偏光サングラスを作ってみた【レビュー・インプレ】

釣具レビュー

どうも、ばんぞうです。

今までAmazonで2,000円くらいで買ったやつを使っていましたが、その10倍を超えるRARTSレンズのサングラスをオーダーしたのでインプレします。

ちなみに、はじめての度入りサングラスです。

RARTSのレンズが気になる人や、度入りのサングラスを作ろうと思う人の参考になればうれしいです。

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今回作ったサングラスの詳細

まずは、作ったサングラスの詳細から。

  • フレーム:レイバン RB4258-F
  • レンズ:伊藤光学 RARTS60(屈折率:1.60)
  • カラー:エクスプローラー(偏光度99% 可視光線透過率31%)
  • コーティング:ヒートコート

今回、はじめての偏光&度入りレンズなので、あまりカーブの強くないレイバンのRB4258をチョイス。

レンズは検討の結果、伊藤光学のRARTS(アーツ)に決定。

最初の1本なので、カラーはとりあえず定番ど真ん中の「エクスプローラー」

コーティングは真夏の炎天下に使うことや、車内に置き忘れるリスクに対応するため、ヒートコートをチョイスしました。

作り方やオーダーする際の価格について

まず、RARTS(アーツ)を取り扱う眼鏡店を探さなくてはなりません。

こちらから。
↓↓↓
https://rarts.jp/store.html

僕の場合は、幸い家から自転車で行ける範囲の場所にありました。

その眼鏡屋さんでは、持ち込みフレームOKだったので手持ちのサングラスを持って行きました。

掛かった費用はレンズ代のみ。20,000円を少し切る額でした。不要メガネの下取りなど色々割引してくれたので、かなり安い方だと思います。

フレームは15,000円ほどで買ったと思うので、トータル約35,000円とかなりリーズナブルに度入りの偏光グラスが作れました。

ちなみに、大型釣具店の出張メガネ店のイベントで作ると、レンズだけで33,000円(TAREX)。フレーム込みで5万円~という感じです。

カラー・見え方について

今回選んだのは「エクスプローラー」というカラー。

薄いグレーに少しブラウンが入ってコントラストを強めた調整になっています。

タレックスだと「トゥルービュースポーツ」が近いと思います。

ここから見え方についてインプレしますが、前提として僕は基本的に海(ショアジギング・ジギングが主)で使います。

色や明るさについて

色味はすごく自然で、視界に余計な色がつかないので見やすいです。

明るさも絶妙。

曇天や朝マズメやローライトなシチュエーションでも見やすさは十分確保できます。

車の運転中、トンネルに入ってもサングラスを外す必要がないと言う方が明るさのイメージが伝わりやすいでしょうか。

また、日中、太陽を正面から受け裸眼では前を見れないようなシチュエーションでは、きちんと遮光してくれます。

さすが定番といわれるカラー設定。使用範囲は広いです。

水中の見やすさについて

偏光率は99%なので、水中の情報も拾いやすいです。

例を挙げると・・・

裸眼の人:何も気づかない

僕(偏光あり):ベイトを確認。さらにシルエットまで識別できる

くらいの違いです。

当然、浅場では沈んだテトラポットの入り方やストラクチャも把握できます。

これまでも偏光サングラスは使っていましたが、度が入ることで情報量やクリア感は3割増しくらいになった気がします。

反射や横からの光について

今回作ったのは、顔のカーブに沿うスポーツタイプでなくて、ウエリントン(逆台形)タイプのサングラス。

この形のものは、どうしてもレンズ内面の反射光や、横から差す光が入ってきます。

ただ、以前使っていた同型のものよりも反射は少ないです。個人的には気にならないと言っていい程度です。

もう少しあるものだと思っていたので嬉しい誤算です。

歪みなどについて

度入り+偏光レンズなので、多少不自然な見え方をすることはあります。

まずは距離感。度を若干強くしたためか望遠レンズのように見え、遠くのものが近くに感じます。

具体例を挙げると「飛距離」。ルアーを投げると普通に飛んでいるのに、いつもより手前に落ちているように見えます。

また、近くを見る際には違和感が出ることもあります。

たとえば、以下のような条件がそろうと、近くの海面がゆれて見えることがあります

  • 4~5メートルくらいの高さから岸ぎわの海面を見たとき
  • 波があまり立っていないとき
  • 視界の正面でなく斜め側

海面がゆれるというかモヤモヤして2重に見えるというか、気持ち悪い見え方になります。

別段、釣りをするうえで不具合があるわけではないですが、念のため。

青抜けの発生について

偏光度99%、可視光線透過率31%ですが、強烈な日差しを受けると「青抜け」が発生します。

真夏の日中、カンカンに照り付ける太陽。そういう状況で波頭が青く見えることがあります。

とはいえ、安い偏光レンズよりはずっとマシ。チラチラと不快な状態にまではなりません。

「高いレンズなら色ぬけは起こらない」わけじゃないのでご注意ください

フレームやかけ心地について

今回選んだレイバンのフレーム。長時間の使用で耳の後ろが痛くなることがありました。

もともと、僕の頭の形とフレームの相性が良くはなかったのでしょう。

そこにレンズを度入りの偏光にしたことによる重量増。耳への負担が増えたのだと思います。

もちろん、眼鏡屋さんで再フィッティング。ズレない範囲で耳のかかりをゆるくしてもらいました。

眼鏡屋さんいわく、レイバンのサングラスって調整しにくいそうです。

RARTSエクスプローラー入れたレイバン。見た目はかっこいいんだけどね。

特に、人気モデルのウェイファーラーなんかは、ツルに金属芯が入ってないので、耳の掛かりも調整できないみたいです。

レイバンで作ろうと思っている方は注意してくださいね。

まとめ

よくやる釣りがショアジギングやオフショアなので、「サングラスに何万も払うのは・・・」と思っていましたが、作ってみるとやはり快適。

偏光+度入りの視界の綺麗さにおどろきました。

また、カラーも良かったです。

見やすさは前述のとおりですが、光量が変化してもずっと付けていられるのが何より快適です。

これまでは、朝メガネ→昼サングラスにカチャカチャ変えたり、明るさに応じてサングラスをかけたり外したりしてましたから。

最初のカラーとしてはグレー系で間違いないですね。

価格もタレックスよりはずいぶん安くなる(度付きの場合)ので、伊藤光学RARTSおすすめです。

enjoy!

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