シマノのルアーマチックS86MLを3年使った感想(レビュー・インプレ)

釣具レビュー

どうも、ばんぞうです。

今日は、シマノのルアーマチックS86MLについてお話します。

いわずと知れた入門ルアーロッドのド定番ですね。

定番だけあって、やっぱり良いです。とりあえず3年使ったので、何が良いのか僕なりの感想をまとめてみます。

あなたのロッド選びの参考になれば幸いです。

※ 一部ネット上で製造中止になったという情報がありますが、まだ売ってます。

現行型(23ルアーマチック)との違いを追記加筆しています。

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初心者のはじめの1本におすすめ

僕が一番最初に買ったルアーロッドがルアーマチックです。それから3年、僕自身も超初心者から、ちょくちょく釣果も出るようになってきました。

いわば、一緒に成長してきたロッドです。

もし今、1万円以下の予算で釣り初心者におすすめのロッドをあげるとすれば、やはりルアーマチックS86MLです。

とにかく、釣りの成立する範囲が広いからです。

中型青物(ハマチ)を釣り上げるくらいのポテンシャルはあるので、小物釣りから、スーパーライトショアジギングまで大体形になります。

汎用ルアーロッドなので、どの釣りも100点ではありません。ただ、どんな釣りに使っても50〜60点くらいは出せると思います。低い点数のように感じるかもしれませんが、割とすごいことです。他の安いロッドではなかなかこうはいきませんから。

ルアーマチックs86mlのスペック

シマノのホームページ見るのが面倒な人のためにスペックをまとめておきます。ロッド選びをするときってチョイチョイ見返したくなりますから。

全長8.6フィート(2m59cm)
仕舞寸法133.cm
自重145g
先径1.7mm
グリップ長261mm
ルアーウェイト6~28g
適合ラインPE0.6~1.5号
カーボン含有率95.1%

※ 現行型(23ルアーマチック)のスペック(追記)
  ↓↓↓

全長8.6フィート(2m59cm)
仕舞寸法133.2cm
自重123g
先径1.7mm
ルアーウェイト6~32g
適合ラインPE0.6~1.5号
カーボン含有率95.8%

22gもの軽量化が図られています。

ルアーマチックの良い点1:汎用性

長さは8.6フィート。硬さはやや柔らかめのML(ミディアムライト)。

ちょうどいい長さと柔らかさが、広い範囲の釣りに適応します。

シーバス、小型青物、ロックフィッシュなど、30cm~50cmの中型魚は非常に釣りやすいです。堤防でルアーフィッシングには大体対応できます。

また、僕はサビキ釣り・投げサビキ・ちょい投げみたいな餌釣りにも使っていますし、ボートでのSLJ(スーパーライトジギング)でも使っていた時期もあります。

もちろん、苦手というかやりにくい釣りもあります。

たとえば、エギング。

このロッド、ハリはないので、エギをピンピン飛ばすのには向きません。※ 追記:現行型はやりやすくなってます

あとは、スーパーライト以上のショアジギング。適合ジグウエイトが28gまでなので、40gとかを投げるのはちょっと不安です。

このロッドはあくまで中庸。極端に硬い/柔らかい、重い(強い)/軽いにロッドスペックを振る釣り以外なら大抵使えます。

ルアーマチックの良い点2:扱いやすい

8.6フィートML(ミディアムライト)というスペックは扱いやすいです。

重くないので疲れにくいですし、振りぬきやすい。

結果、初心者の人が使って、一番ルアーの飛距離も出しやすいんじゃないかなと思います。

僕の失敗談ですが・・・

釣りを始めてまもなく、このロッドを使ってライトショアジギングに挑戦しました。

でも、思うように飛距離が出ず、より飛ばすために、10フィートのライトショアジギングロッドを買いました。(基本的に、ロッドが長い方がジグはよく飛びます)

ですが、長すぎて扱い切れず、8.6フィートのルアーマチックと飛距離が変わらないどころか、ちょっと短くなりました。

その後、ルアーマチックに戻して、キャストの基礎をつかんでから、また長いロッドを使うとそこそこ飛ぶようになりました。

だから、初心者の人はまず扱いやすさという視点で選ぶのも大事じゃないかなと思います。

ルアーマチックの良い点3:安い

ルアーマチックの一番のメリットは、やっぱり価格だと思います。

アンダー1万円で、品質もそこそこ。そりゃあ2万円前後のクラスのロッドと比べれば明確に劣ります。

それでも、初心者アングラーにとって「安い」ということは相当なメリットになります。

たとえば、奉納と呼ばれる水没事故。

信じられないかもしれませんが、釣りのロッドやリールって普通に海に落ちていきますww(落とします)

僕もやってしまってますし、結構なベテランでもちょっとした油断で数十万円のタックル海の藻屑になったりしています。

また、折れたりぶつけて壊れたりも良くあります。

特に、初心者の頃はヒヤリハットが多いので、ルアーマチックの安さは大きなメリットになるでしょう。

ちなみに、僕のルアーマチックS86MLは2代目です・・・

ルアーマチックの良い点4:長く使える

普通の数千円代の安竿は、すぐにガイドが錆びたりしますが、ルアーマチックは釣行後にかんたんな水洗いさえ忘れなければ大丈夫。

週1釣行くらいだと、何年も使えます。

また、長く使えるというのはモノの耐久性の話だけではありません。

用途が広く、扱いやすいので、出番が多いんです。

3年以上たった今でもサブロッドとして良く持ち出します。

たまに、子供にも貸してあげますが、扱いが雑でも妙な目くじらを立てなくて良いのも個人的には嬉しいところ。

なんだかんだ、まだこれから先もお世話になりそうです。

まとめ

ちょっと長くなったので、まとめます。

ルアーマチックS86MLのメリット
  • 汎用性が高い(何にでも使える)
  • 扱いやすい長さと硬さ
  • 性能の割に安い
  • 長く使える要素が多い

デメリットは、そのままメリットの裏返し。

何にでも使えるゆえに使い込むと、もう少し性能が偏った専用ロッドがほしくなること。

よく考えるとデメリットとは言えませんね。w

さて、最後に思い出せる範囲で僕が釣った魚を挙げると・・・(呼び名は全て関西流)

アジ・サバ・シロギス・ウミタナゴ・サゴシ・シオ・ツバス・ハマチ・ガシラ・アコウ・アカハタ・オウモンハタ・フグ・エソ・ベラ(数種類)・ウツボ

5cmのアジの繊細な釣りから、80cmのウツボのファイトまで、色々やりました。

これまで、入門用ロッドはメジャークラフトのものもいくつか使いましたが、一番しっくりくるというかやりやすいのは、このルアーマチックです。

もし、ロッド選びで迷っていればおすすめします。

僕が使ってるのはこれ
↓↓↓

最近はモバイルロッドも人気みたいです。
電車釣行でも便利ですね。
↓↓↓

追記:23ルアーマチックとの違いについて

ありがたいことに、記事制作から時間がたった今でも「ルアーマチック」と検索して見てくださる方がたくさんいます。

本記事でレビューしているロッドは前モデルになりますので、現行型との違いについて補足しておきます。

現行型23ルアーマチック S86ML(ソルトルアー推奨モデル)
↓↓↓

全長8.6フィート(2m59cm)
仕舞寸法133.2cm
自重123g
先径1.7mm
ルアーウェイト6~32g
適合ラインPE0.6~1.5号
カーボン含有率95.8%

大きくは変わりませんが、適合ルアーウエイトが28gから32gに変更されるなど、やや大物釣り寄りにシフトしています。

また、スペックや説明を見る限り、同じ万能ロッドでもエギングロッドに近く本記事の前モデルより少し硬い設定になっていることでしょう。

ライトショアジギング・エギングはやりやすくなって、サビキ釣りは少しやりにくくなったみたいな感じです。

ロッド選びやこの記事を読んでいただく際の、参考にしてみてください。