サビキ釣り完全ガイド。道具から釣り方までステップで徹底解説

釣りのコツ

どうも、ばんぞうです。

サビキ釣りのコツシリーズの第4弾として、サビキ釣りの基本について全てお話します。

ステップで解説していくので

  • どんな道具を揃えれば良い?
  • 後悔しない道具の選び方は?
  • 初心者だけど、どうすれば・・・?
  • 釣り場でどうやったら良い?
  • 釣れた魚を新鮮に持ち帰る方法は?

みたいな疑問は、すべて解決すると思います。

ぜひ、最後まで読んでいってください。

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サビキ釣りに必要な道具って?安いセット品でもOK?

サビキ釣りに最低限必要なのは、竿(ロッド)・リール・道糸・仕掛け・カゴの5点です。

釣具屋さんでよくあるサビキ釣りセットでもOKです。

セットは安く全部揃うので、とりあえずやってみたいという方には良いと思います。

問題なく釣れます。

ただ長く使うのなら、それぞれバラで揃えることをおすすめします。

セット品のリールやロッドは質が悪く、小物のサビキ釣り以外に、ほぼ使い道がありません。

「最初に買ったセット竿を使い続けてるぜ」という方を聞いたことがなく、

結構な確率で捨てられるか、物置の片隅でホコリを被ってるかと思います。

そう考えると、セット品のコストパフォーマンスは悪いのかもしれません。

次の項目から、バラで揃えるときの選び方についてお話します。

サビキ釣りに最適な釣竿(ロッド)は?

一応サビキ釣りの基本は、3.6メートルの2号の磯竿とされています。

でも、はじめての人ならルアーロッドの方が使いやすいと思います。

その名のとおりルアー(疑似餌)用の竿ですが、柔らかめのものを選べば問題なくサビキ釣りできます。

長さについては、8フィート~9フィート(2.6メートル前後)あたりが使いやすいと思います。

お子さんが使う場合は、7フィート~8フィート(2.3メートル前後)でも良いと思います。

ロッドについてより詳しく知りたい場合は、こちらの記事をご覧ください。
↓↓↓

サビキ釣りに最適なリールは?

リールに関しては2500番あたりの大きさを選ぶのが無難です。

ただ、もっと小さくても大丈夫なので、使うのが女性や子供の場合、軽さ重視で2000番でもOKです。

グレードに関しては高ければ高いほど良いです。

吊るしの1,000円台のリールでも釣れますが、糸の巻き込みなどトラブルも多く、すぐ壊れます。

有名メーカーの5,000円クラスだとそこそこ快適に使えます。

今後いろんな釣りにも使いたい。長く使えるものがいい。という場合はこのくらいのグレードだと間違いないです。(サビキだけだとオーバースペックです)
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c3000というのは2500番のボディに3000番のスプールがついているモデルで、太い糸が使えたり、たくさん(長く)糸が巻けるメリットがあります。

ちなみにこの機種に関してはこちらでインプレしています。
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サビキ釣りに使う釣り糸(ライン)は?

極端に太いとか細いでなければ、何でも使えます。

3号のナイロンラインで良いでしょう。

釣り糸にも色々種類がありますが、号数と素材(ナイロン)が一緒ならモノは同じです。

「船用」「道糸」とか書いてあっても、問題なく使えます。

また、ナイロンラインは結構な消耗品ですので、安いもので構いません。

上で紹介しているCN500は、ちょっと特殊なナイロンラインですが、たっぷり使えて値段が抑えめなので、僕も良く使います。

最近では、100均のダイソーにも売ってるので、それでもOKです。

サビキ釣りの仕掛けは?値段によって釣果は違う?

サビキの仕掛けも色々あります。

色もピンクとか白だったり、素材もビニールや魚皮(サバ皮)だったり。

値段も1個100円程度のものから500円近いものまで。

基本的に高いものの方が釣れる…んですが、ぶっちゃけ安いのでも釣れます。

むしろ高いのを1個買うのなら、安いのを選んでサイズ違いをたくさん揃えた方が、釣果につながります。

釣るシーズン(アジの大きさ)にもよりますが、3号・4号あたりを基本に前後いくつか持っておくと良いと思います。

また、サバが掛かると一撃でグシャグシャになってしまうこともあるので、同じ号数でも複数用意しておきましょう。

ちなみに、上(見出しのすぐ下)の写真は。実際の僕のタックルボックスのサビキ仕掛けです。

1号刻みで全部揃えてた時期もありましたが、今は1個~2個飛ばしで、安物のサビキを揃えています。色は全部ピンクです。

サビキ釣りのコマセカゴについて

関東では上カゴ、関西では下カゴがポピュラーです。

…が、下カゴの方が合理的かつ、初心者には使いやすいと思います。

関東だから下カゴはダメということはないので、下カゴ式を選んでおいてください。

普通の青いプラかごで大丈夫です。

ここからは余談ですが、少し特殊なカゴを使えば、より釣果を伸ばせます。

鉄ドン

鉄でできたサビキかごです。重いので底まで一気に沈みます。

水深が深い時や流れが早い時に使うと便利です。

天秤カゴ

カゴの先に天秤という名前の針金がついたものです。

天秤の先端に、餌をつけた「おまけ針」を装着し、ガシラ(カサゴ・アラカブ)などの底物も同時に狙う仕掛けです。

刺し餌に大型のアジが食いつくこともあるので楽しいです。

注意点は根掛かりのリスクが増えることです。

ロケットカゴ

下カゴではないですが、便利なので紹介します。

カゴというよりはケースで、窓の大きさを調整できるので、撒き餌の放出量を調整できます。

アミエビを少しずつ出したいときや、置き竿にしておくときに便利です。

ビギナーの方はすぐには要らないと思いますが、押さえておくといざというとき便利です。

サビキ仕掛けのセット方法、糸の結び方について

さて、道具は揃いました。

いよいよ、仕掛けのセッティングです。

セットする順番は、仕掛けの台紙に書いていますので、その通りに付けます。

念のため、簡単に説明すると

ライン(リールから出た糸)→ 仕掛け下カゴ

の順に接続です。

で、ビギナーの方にとって、鬼門はサルカン(金具)に糸を結ぶ工程です。

「釣り糸の結び方なんてわからない・・・」ですよね。

ですので、ひとつだけ、ダブルクリンチノットという簡単で使い勝手のよい結び方をご紹介します。

もし、マスターできなくても大丈夫。

普通に片結びを何回もして取れないようにすればOKです。

釣り専用の結び方じゃなくても魚は釣れます。

サビキの釣り方、誘い方のコツ

基本的には

仕掛けを沈める → しゃくってエサを放出10秒待つ

これだけです。

魚がいれば、10秒あれば何かしらの反応があるので、長々と待つ必要はありません。

釣れないのは、

・魚が回ってきていないか
・タナ(水深)が合っていないか

のどちらかです。

エサを切らさないよう撒き続けながら、タナを探ってみてください。

カゴや海の状況にもよりますが、1回落とすと概ね3回くらいはしゃくれます。(しゃくる=竿を大きく煽る動作)

特に釣り始めのうちは、しっかりエサを撒くことが大事です。

アミエビを詰めてから撒き終わるまで、概ね1サイクル3分くらいで、どんどんエサを投入してください。

なお、アジは底付近にいる魚なので、一通り全層探ったあとは、底中心に狙う方が良いでしょう。

釣れたあとどうするの?

掛かってから、保存するまでの一連の動作について説明します。

ある程度準備も必要なので、イメトレしておいてください。

掛かったあとの釣り上げ方

1匹掛かって、竿にプルプルという振動を感じたら、すぐリールを巻いてください。

アワセ(魚の口に針を貫通させる動作)は不要です。

巻き速度は普通で良いです。あまり急いでゴリゴリ巻くと、アジの口が切れてしまいます。

また、しばらく待って2匹目3匹目が掛かるのを狙おう。みたいな解説もありますが、僕は最初のうちは1匹ずつ確実に取るようにした方が良いと思います。

魚をとるのにもたついても時間のロスですし、複数掛かったまま放置してしまうと仕掛け絡みのリスクが急増するからです。

針の外し方

サビキ釣りの針は小さいので、手で簡単に外せます。

慣れれば片手で針だけ持って振ってとることができますが、慣れないうちは針が自分に刺さるリスクがあるので、魚体を持って外す方が良いと思います。

フィッシュグリップ(魚掴み)や、捨てても良いタオル、軍手を用意しておくとやりやすいです。

針外しもあった方が便利ですが、個人的にはあまり使いません。

締め方・保存の仕方

針から外したらすぐに、氷でキンキンに冷やした海水にドボンします。

この方法を「氷締め」といいます。

30cm未満の魚なら、しっかり氷締めしておけば、血抜き等の必要はありません。

ですので、まず釣りを始める前に、クーラーボックスに冷海水を作っておきましょう。

ポイントは氷は袋から出さずに使い、海水と真水が混ざらないようにします。

また、氷をケチってぬるい状態になるのはNGです。

最悪、アニサキス症やヒスタミン中毒など食中毒の原因になります。

逆に冷やし込みさえ完璧なら、数日はお刺身でいただける鮮度をキープできます。

仕掛けの再利用にについて

サビキ釣りの仕掛けは基本的に使い捨てです。

ある程度使ったものは、パッと見で大丈夫そうでも、糸(ハリス)がヨレていたり、針先が鈍っていたりします。

でも、明らかにまだ使える場合。たとえば、

「すぐ仕掛けの号数が合ってないと判断し、魚がかかる前に引き上げた」

みたいなケースです。

その時は、スプールシートというものに巻き付けましょう。

スプールシートは100均(ダイソー)にも売っています。

サビキ釣りに最適な場所やシーズンは?

ここまで、サビキ釣りの一連の動作はイメージできたかと思います。

ですが、問題は「いつどこでやるか」です。

地域性もあるかと思いますが、一番間違いないのが夏です。

夏の早朝にやれば100%に近い確率で釣れます。

逆に、冬はほぼ釣れません。

めちゃくちゃ場所を選びますし、沖目に投げる遠投サビキじゃないと釣れないので、初心者には厳しいです。寒いし。

僕のよく行く近畿・北陸エリアだと・・・

大体5月の後半から豆アジが釣れはじめ、夏はサバ交じりで子アジが大量に釣れる。

で11月くらいにかけて数は減るけど、型は大きくなる。

みたいな感じです。

釣り場に関しては、地元の釣り具屋さんで聞けばOKです。

お子さん連れでやるときは、安全面を考慮して、なるべく海釣り公園など柵ありの場所ですることをおススメします。

ちなみに、海釣り公園はサビキ客が多く、常にエサがまかれている状態なので、魚の寄りが良く、釣果が安定しやすいメリットもあります。

さあ、ここまで押さえたら、サビキ釣りの知識は十分です。

時期を外さなければ、ほぼ確実に釣れるでしょう。

あとはフィールドで実際にやってみてください。

enjoy!

追記。サビキ釣りであると便利な道具について

必須ではないですが、本編で紹介できなかったあると便利な道具についてお話します。

吸い込みバケツ

下かごサビキにおいて、圧倒的に手返しが良くなる道具です。

また、事前にアミエビの解凍も必要ないのも嬉しいです。

使い方は、

  • ステップ1
    アミエビを入れ、海水を注ぐ

    しゃばしゃばになったアミエビ液ができあがる

  • ステップ2
    バケツ中央のくぼみにカゴを入れ、ゆっくり引き上げる

    自動的にアミエビがカゴに詰まる

手も汚れないし、お子さんでも自分でエサを詰められます。

ウミホタル

夜にサビキ釣りをするときにこれを付けると、プラスアルファの釣果が期待できます。

これなしでやるとゼロという日もあるので、なるべく付けましょう。(普通のケミホタルでも可)

使い方は、サビキ仕掛けと道糸の間に入れるだけです。

水中集魚灯

上記ウミホタルの強化版?です。確実ではないですが、小魚を寄せることができます。

使い方は、狙いの棚より上に沈めて点灯させるだけです。

通常、海面から1~2メートルの所で良いかと思います。

こちらの記事で詳しく紹介しているので、興味があれば見てみてください。
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