どうも、ばんぞうです。
今日はサビキ釣りの餌について、徹底的にお話します。
最近は常温保存できるアミエビも出てきました。選択肢が増えるのは良いのですが、肝心の釣果はどうでしょうか?
これまで色んな餌を使ってきた経験から
みたいなところを詳しくお伝えしたいと思います。
サビキ釣り最強の餌は「冷凍アミエビ」

いきなり結論を言いますが、最も釣れるエサはアミエビの冷凍ブロックです。
(冷蔵とか高級品もありますが、ファミリー向けのサビキでは使わないので割愛)
アミエビの粒立ち、出汁?による集魚力。どれをとっても加工品より一枚上手です。
解凍の手間、使い切らないといけない、などの運用面のめんどうさはあるものの、釣果の面ではこれ一択です。
国産のアミエビと外国産のアミエビどう違う?
国産のアミエビの方が高品質です。
もちろん、物によりますが、外国産は・・・
と、まあ良い印象はありません。
釣果の面でも、やはりアミエビがしっかり詰まった国産品の方が優れています。(中国製は汁が多い)
少々高くても、国産のものを買うことをおすすめします。
チューブ餌について(インプレ・レビュー)
いろいろなチューブタイプのエサがありますが、品質や釣れ具合はバラバラです。
実際に使った感想をインプレしたいと思います。
あとは釣るだけ(マルキュー)
昔からあるタイプのミンチ状のチューブエサ。
値段は安いですが、あまり良い思いをしたことがありません。
サビキ釣りで冷凍アミエビが無くなって、これに変えたらバタッと釣果が落ちるという経験もしています。
やはり、アミエビの形は重要だと思います。
アミ姫(マルキュー)
上記の旧来の常温エサの弱点(アミエビの粒感)を克服したチューブエサの新定番。
値段はやや高いですが、長期保存が効き、釣果も冷凍アミエビに近いものがあります。
冷凍アミエビが10点としたら、8.5点くらい?
-1.5点は集魚力。匂いの違いか、魚が近くにいないときの寄せる力が落ちる気がします。
いれば冷凍ブロックと同じ様に狂ったように食べてくれます。
ちなみに、ホントに常温で長期保存しても大丈夫です。
開封後、半年以上放置したものも普通に使えました。
アミエビを包む謎の液体おそるべし、です。
ただ、長期保管に関して1点だけ注意が必要です。
新品未開封の状態でも、匂いが微妙に漏れ出します。
車の中に常備とかするのは、やめといた方が良いでしょう。
パッケージには「フルーティな香り」なんて書いていますが、クサいです。
アミノチャージ1200g(ダイワ)
アミエビの粒感・集魚力(=釣果)はアミ姫とほぼ同じ。
かつ大容量でお財布にも優しい。
…と、いいことづくめですが、大容量ゆえに使い勝手がやや悪いです。
大きすぎて、カゴに入れにくく、はみ出してしまいます。
特に小さい子供さんは扱いにくいでしょう。
サビキクラブ(浜市)
他の常温保存品はチューブ型ですが、これはバケツ型。
開封すると自立するので、スプーンでカゴに詰める、もしくは海水を混ぜて粘度を緩くしてカゴを沈めて詰めるという使い方をします。
また、他のものは、何かゼリー?のような透明の液体に使っていますが、これは塩漬け。
見た目も塩辛みたいです。
メーカーの商品説明では「アミエビレンガを解凍したのと同じ釣れっぷり」とありますが、そこまでの威力は感じません。
この商品、1.8kg入りと常温保存品の中では大容量です。また一度開けてしまうと再使用は難しいです。(一応チャックがついてるけど、こぼれそうで不安)
握ってギュッとあみえび(マルゴ)
こちらも見た目はアミ姫同様、粒のアミエビが入っているタイプです。
ただ、アミエビを包む溶剤に固まりの部分があり、それがつっかえて強く押しても出てこないという致命的な欠陥がありました。
1度しか使ったことはないので、個体差か?製品全部がそうなのか?は分かりませんが、もう使うことはないでしょう。
サビキ釣りの餌ってどのくらい用意すればいい?

1人分で1時間あたり400gほどあればOKでしょう。
1kg(16切り)のブロックなら2~3時間は大丈夫。2kg(8切り)なら4~6時間は持つと思います。
しっかり釣果を出すにはこれくらい撒いた方が良いという基準で出した量です。
初心者の人はこれだけ撒くのは意外と大変でしょうし、良い季節(夏から秋口)ならもっと少ない量でも釣りは成立します。
サビキのアミエビの解凍の仕方は?

冷凍ブロックを使う時の解凍方法についてお話します。
もっとも良いのは自然解凍で「溶けかけ」になった状態とされていますが、実際はちょっと大変です。
夏場は1~2時間でドロドロに溶けますし、冬場は前日に買ってずっと外に置いててもほとんど溶けません。
僕がよくやるのは袋ごとバケツ(バッカン)に入れて海水に漬けておく方法です。
水温の低い秋口でも水換えながらやると20分くらいでまあまあ溶けますよ。
あまりお勧めできませんが、冬場とかだと家族の目を盗んで浴槽(全員入ったあとの残り湯)で溶かしたりもします。
もし許されるなら、電子レンジの解凍モードも良さそうです(冗談)
袋を破って海水と混ぜてしまう方法もありますが、僕はあまりやりません。
アミエビがふやふやになって、カゴに量が詰められなかったり、浮いたり(沈みにくい)してしまうからです。
吸い込みバケツのメリットとデメリット
アミエビの解凍やカゴへの充填に便利な吸い込みバケツ
よくわからない人のために使い方を説明します。
まず、冷凍ブロックを入れその上から海水を注ぎます。ゆるくなったアミエビ液がバケツの中に満たされている状態にするわけです。
次に、サビキかごを沈めてゆっくり引き上げます。
吸い込みバケツの内部は漏斗のような構造になっていて、中央はちょうどカゴが入るくぼみがあるので、自動的にアミエビが充填される仕組みです。
メリットは、手返し(投入回数)が良くなること。
デメリットは、緩くしか詰められないこと。
仕組み上ぎゅうぎゅうに詰められないので、ボトムに着くまえにアミエビが出きってしまうことがあります
水深10数メートルを超える場所でやるときは、コマセスプーンでアミエビを詰めた方が、底でしっかり撒けるので良いと思います。
集魚剤を混ぜるのは効果的?
アジパワーのような集魚剤を混ぜるのはどうでしょう?
アミノ酸で嗅覚や味覚を刺激するので、効果的だと思います。
・・・が、個人的には使いません。
堤防サビキだと、集魚剤がないと釣れないというシチュエーションが(ほとんど)ないですし、単純に混ぜるのが面倒くさいからです。
サビキ釣りの餌をパン粉や米ぬかでかさ増しするのはアリ?

アミエビのエキスを吸ったパン粉は米ぬかはそれ自体がエサになります。
ですので、アリといえばアリだと思います。
エサが倍増すれば、釣りできる時間も倍になりますから。
ただ、僕はあまり使いません。
理由は、使い勝手が悪いからです。
パン粉とアミエビを混ぜると粘度が増し、カゴが目詰まりしたり、バッカンがねちょねちょになったりします。
そもそも、サビキ釣りはいつも短時間で終わるので、かさ増しする必要がないのもあります。
まとめ:サビキ釣りの餌について
話がばらけてきたのでまとめます。
釣果を求めるなら、冷凍ブロックのアミエビを使うべきです。
ただし、チューブ餌が全くダメかというと、そうは思いません。
普通に釣れますし、メリットも多いです。
たとえば、
など、サビキ釣りを身近にしてくれます。
僕も冷凍アミエビとチューブ餌を併用しています。
ごく短時間だけサビキしたいときや、冷凍餌が切れたあとのサブなどに便利です。
いい感じで使い分けてください。
enjoy!
はじめての方、ビギナーの方は、こちらのサビキ釣り総まとめのページもご覧ください。
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