キャンピングカーと普通のハイエース、両方の見積もりを取って比較してみた件

キャンピングカー購入記

どうも、ばんぞうです。

前回、ANNEXのファミリーワゴンを見て好印象を持ったのですが、よくも悪くもシンプル、普通です。

「これなら、普通のハイエースを買ってベッドキットとかで車中泊仕様にすればいいのでは?」とキャンピングカーブログ運営者らしからぬ思想が出てきました。

実際、どのくらい金額が変わるのかや、キャンピングカー仕様のハイエース(バンコン)と普通のハイエースの違いなどについて、鋭く迫ります(笑)

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ハイエースの見積もりを取ってビビる

気になったら動かなければ納得できない、面倒くさい性格なので早速トヨタに駆け込みます。

とはいえ、トヨタってディーラーが複数あるので、ネッツ・カローラ・トヨペットどれに行けばいいのか?

調べた結果、無印のTOYOTA。そんなの見たことないような・・・

幸い、家から少し離れたところにありました。キャンピングカーのビルダーに行くよりは断然近かったです。

店長が挨拶してくれてから、若手営業マンにバトンタッチ。

これまでのいきさつを話してから、多岐にわたるハイエースの仕様について説明を受けました。

私の要望に一番近いのは、ワイドボディのハイエースバン。これにモデリスタ(トヨタ系列のカスタマイズ会社)の床張りとベッドキットのオプションを付けて車中泊仕様に。

そこから、いるものいらないものを選択します。ちなみに車両やオプションの内容は、

・ハイエースバンS-GL ワイドボディ ガソリン2700cc 4WD
・両側パワースライドドア
・LEDヘッドランプ
・スマートキー&プッシュスタートシステム
・バックカメラ&モニター
・助手席エアバッグ
・コーナーセンサー
・ETC
・カーナビ(エントリーモデル)
・ベッドキット
・寒冷地仕様

そして、出てきた見積もり金額は・・・

総支払い額422万円

安い!

いや、安くはないんですが、ずっと600万円からのキャンピングカーしか見てなかったので金銭感覚がマヒしています。

値引き額もいきなり30万円近くと、これまで見てきたキャンピングカービルダーの比ではありません。

さらに、「週末のフェアの時なら、もう少し値引きできると思いますよ」と嬉しいお言葉。

また、諸費用も陸送費などの費用が取られないので10万円近く安くなっています。

もはや口癖となった「前向きに検討します」と言い残しディーラーを後にしました。

ファミリーワゴン(バンコン)の見積もりと比べてみた。

ファミリーワゴンの乗り出し価格は583万円。

その差、約160万円。

何の差なんだろうと気になったので、ファミリーワゴンにあって普通のハイエースにないものを調べてみた。

サブバッテリー
天井照明(間接照明)
2段ベッド
ギャレー
テーブル
外部電源
後部天井収納

これだけ!?という感じです。

キャンピングカーの優位性ってどこにある?

正直、これだけ差があるとハイエースで全然OKです。差額でどんどん快適にしていけばいいのですから。

とはいえ、見積もりに上がっていない違いもあるはず。

探してみました。

まず、わかりやすいところではシート。多くの場合、セカンドシートがREVOシートになっています。

▲ フラットにすればベッドマットにもなるREVOシート

REVOシートというのは前後どちらでも座れるように変形したり、上の写真のように完全にフラットになるので、就寝時ベッドになったりするシートです。

これに自分で変えるとなると、全体的な車内空間の調和なんかを気にしないといけないのでちょっと大変そうです。

シート代だけでも1脚40万円くらいするらしいですし、そこにデザイン料(開発費)をプラスすれば、結構行きそうですね。

また、キャンピングカーなんでボディも断熱加工されているでしょう。

・・・・あれ!?

断熱加工はオプションだと!?

断熱加工はオプションだと!?

断熱加工はオプションだと!?

あまりの驚きに3回口走ってしまいました。

キャンピングカーは寝泊まりする車なので、当然断熱加工がされているものだと思い込んでいましたが、違うようです。

ファミリーワゴンだけでなく、もう1つ購入候補に挙がっているKワークスのオーロラスタークルーズSLもオプション扱い。

調べてみると、ビルダーによってまちまちですが、断熱加工をしていないバンコンは結構多いようです。あまり効果がないのでしょうか?

キャンピングカーならではの優位性をまとめると、

・仕上がりがキレイというか何となく上品

・シートアレンジなど機能がまとまっている

・床張り加工がしてある

・ディーラーでは付けられないオプションがある

・キャンピングカーだと言える(リセールバリューが高い?)

といったところでしょうか。

これをどう見ます?

逆に普通のハイエースのアドバンテージは、車両の初期投資が抑えられる点と、ハイエースバンなら、税金が安いです。

例えば、毎年払う必要のある自動車税。8ナンバーのキャンピングカー登録なら36000円or40,800円(排気量によって変わる)。1ナンバー・4ナンバーの貨物車登録で16,000円。

その差、年間20,000円〜24,800円です。(ハイエースワゴンだと乗用車扱いなので逆に高くなります。)

このあたりは1ナンバー(ワイドボディ)だと高速代が2割高くなるなど、細かくみればややこしいのですが、総じて貨物車登録のハイエースの方が維持費が安くなる傾向にあるようです。

意外と悪くないモデリスタのMRT(マルチロールトランスポーター)

トヨタのディーラーで車中泊仕様にしたいので・・・と希望を伝えると、モデリスタのベッドキットを提案されました。

引用元:モデリスタハイエースMRT

引用元:モデリスタハイエースMRT

このベッドキット跳ね上げ式で車内を広く使えそうでなかなかイイ!

防汚加工された床の施工とトリムもセットになるようで、遊びに使うにはバッチリです。

キャンピングカービルダーの作るものと違って無骨な印象になりますが、そこも魅力かもしれませんね。

こういうオプションを利用したり、FLEXのようなハイエース専門店でカスタムすることを前提にすると、普通のハイエースも視野に入ります。

検討の日々はまだまだ続きそうです。

enjoy!