どうも、ばんぞうです。
お盆休みに和歌山県の南紀白浜へ行ってきました。1泊の予定が2泊になったり、台風の影響があったり、なかなか大変でしたが、終わってみるとこれぞキャンピングカーの旅という感じになりました。
・バンコンで真夏の車中泊は可能なの?
・どこで寝られるの?
・初心者が注意すべきポイントは?
など、主にこれからキャンピングカー購入される方に向けて書きました。車中泊の旅をイメージしていただけると幸いです。
夏休みノープランのばんぞう、子供と妻に迫られる
今年は、9月に2泊3日と3泊4日の2つの旅行の予定があるため、お盆休みは家で過ごそうと思っていました。
でも、そう思っていたのは私だけのようで、子供達と妻は「夏休みどこ行く〜〜〜」と私に迫ってきます。
特に6歳になる息子は、昨年観た夜のイルカショーが忘れられず、南紀白浜アドベンチャーワールドを強烈にプッシュしてきます。
関西在住の方はご存知の通り、夏の白浜といえばオンシーズン中のオンシーズン。リゾート感溢れる海岸に海水浴客がどっと押し寄せます。冬なら大阪から2時間あれば着くところ、5〜6時間かかることもあるほどです。
あの渋滞を運転するのは正直イヤです。旅のプランも定まらないので、家族には「考えとく・・・」と伝え話を終わらせました。
車中泊かホテル泊か、連休前日の深夜に悩む父
実は私、夏は基本的に車中泊をしないつもりで、今の車(ANNEX ファミリーワゴンC)を購入しました。
購入記を読んでいただくとわかるとおり、もともと家庭用エアコン付きのキャブコンをさがしていましたが、あまりの乗り心地の悪さに閉口し、バンコンに舵を切りました。
エアコンがないので真夏は車中泊できませんが、車両価格が随分抑えられるので、夏はホテル泊で行こうと考えていたのです。
というわけで、宿を探すも、当然リーズナブルなところに空きはありません。泊まりで行くならハイクラスなホテルor車中泊の2択です。
予算的に高級ホテルは厳しいので、車中泊でプランを練りました。何度も行ったことのある場所なので土地勘があるのが幸いです。
【↓練りに練ったプラン↓】
1.渋滞のピークを過ぎた午後に家を出て、アドベンチャーワールドのナイトショーを観る。
2.午後8時30分の閉園後、とれとれの湯で食事&入浴。
3.エンジンをかけたまま車中泊をできる場所を探す。(なければ、そのまま帰る)
問題は、3の車中泊場所です。
ネット情報では、高速のSA・PAだとエンジンをかけたまま仮眠しているトラックなどがいるのでOKですが、道の駅ではマナー違反。
とはいえ、自分で見聞きしたわけではないので、そのまま信じるわけにはいきません。条例でアイドリングが禁止されている都道府県もあるようです。その辺りは現地で様子を伺いながら判断することにしました。
1日目-午後からアドベンチャーワールド
多少の渋滞はあったものの概ね予定通り、白浜アドベンチャーワールド に到着。
15時から19時半の開演まで、思い思いに園内を楽しみます。
そして、いよいよ開演時間。。。
昼間のショーと違って座席料金が必要ですが、全席指定なので開演ギリギリに着席すればOKです。
1年ぶりのイルカショー「LOVES」に子供達も大満足。
はっきり言っておすすめです。内容・演出とも日本一です。(俺調べ)ぜひ1度観てみてください。
このショーが終わると閉園です。そのまま近くの入浴施設「とれとれの湯」に向かいますが、超満員。敷地に入ってから車を停めるのに10分くらいかかりました。
駐車場にはキャブコンが3台、パッと見てわかるバンコンも数台確認できました。車中泊組も多そうです。
うちの子供達は幼児のくせに長湯なので、結局、閉館時間までいてしまいまいしたが、車を就寝モード(2段ベッド)にして、今夜の車中泊地へ向かいます。
白浜への往路で、今晩どこに泊まるかは、だいたい決めていました。
「道の駅くちくまの」です。
ここは道の駅ながらも、紀勢自動車道(高速道路)のPAのようなつくりになっています。近隣に民家はありませんし、アイドリングしたまま仮眠している車もあるかもと考えたのです。
0時過ぎに着いてみると、予想は的中。トラックこそいませんでしたが、多くの車がすでに車中泊をしています。ぐるっと歩いてみましたが、車中泊をしている全ての車からエンジン音が聞こえます。
我が家も適度に間隔が空けられる場所に車を止め、眠りにつきました。
少しだけ「道の駅くちくまの」のレビューします。
車中泊をしていたのは15台程度でした。
トイレは割と綺麗ですし、自動販売機も数台あります。ゴミ箱もありますが、すでに昼間の利用者のゴミでいっぱいです。無理やりゴミをねじ込んでいる人もいましたが、車中泊をさせてもらっている身なら持ち帰りましょう。
あと、地元の走り屋みたいな子たちが集まっています。別に危険というわけではないでしょうが、女性だけで車中泊をするとかなら気になるかもしれません。
初のパーキングエリア(道の駅)泊でしたが、快適でした。
2日目-朝一からアドベンチャーワールド
2日目は海水浴の予定でしたが、朝起きて長男が「昨日ミーアキャット見られへんかったからどうしてももう1回アドベンチャーワールドに行きたいねん!」と懇願するので、もう1日アドベンチャーワールドに行くことに。
(ミーアキャットを見たのは2分くらいでした・・・)
流石に真夏のテーマパークは暑い。日陰が少ないので水分補給は怠れません。
夏場はパーク中央あたりに、水遊びができるスペースが作られています。お子さんの着替えを持って行ってあげると、思う存分遊ばせられますよ。
ひとしきり、濡れた後は小動物コーナーで餌やりタイム。
夕方には切り上げ、とれとれ市場で夕食。そして昨日と同じく隣接するとれとれの湯でゆっくり時間つぶし(早い時間に帰ると大阪まで大渋滞に巻き込まれるから)
少しずつ帰る準備をしていると、子供たちから「まだ帰りたくない!」の大コール。
翌日も予定はないし、もう1泊することに予定変更。
替えの洋服がもうないのでコインランドリーで洗濯を済ませ、またまた「道の駅くちくまの」にて車中泊。
3日目-白良浜で海水浴〜帰宅
朝早く起きて、海水浴のために白良浜へ向かいます。
前日9時前に通ったときは浜近隣の駐車場はすでに満車。遅くとも8時くらいにはついておいた方がいいと判断したからです。
3日目のスケジュールは午前中に海水浴。そして正午には切り上げて帰路につく。渋滞回避が優先ですww
無事、一番いい駐車場を確保でき、浜にタープを設営します。
子供達は待ちきれず、海へダッシュ!
・・・しかし、悲壮な顔で帰ってきました。
そう、この日は台風接近で海は大荒れ。大人の身長くらい波が立っています。
試しに行ってみようと、私が手を引いて沖の方へ歩くも、子供の身長では頭上から波がくる形になり、浮き輪の上から打ち付けるので、やはり危険。
「カラダ ゼンブ オボレタ・・・」と恐怖に震える娘をタープまで連れ帰り、近くに掘られた人工的な潮溜まりみたいなところで遊ばせることに。
早めに帰ることになるかと思いきや、だらだら長居。
結局、白浜を出たのは予定より大幅に遅れて、大渋滞に巻き込まれることになりましたとさ(
子供達は遊び疲れて、帰りの車中から翌朝まで起きることはありませんでした。
予定を柔軟に変えながら、お盆休みの3日間を遊び倒すことができました。これぞキャンピングカーの旅の醍醐味ですね。
エンジンかけっぱなしの車中泊ってどうなの?
先にことわっておきますが、アイドリングをしたままの車中泊を奨励しているわけではありません。
環境に良くないのは確かですし、エンジンにも負担がかかります。
もちろん、エンジンを切って眠っている方がいたり、近隣に住宅などがあって騒音で迷惑をかけるかもしれなければ、するべきではないと思います。
ちなみに今回、車中泊した和歌山県は駐停車中のアイドリングストップを禁じていません。(OKですと言ってるわけでもありません)
条例 和歌山県地球温暖化対策条例
第16条 自動車を運転する者は、自動車の使用に伴う温室効果ガスの排出を抑制するため、自動車を駐車し、又は停車するときは、自動車の原動機の停止(以下「アイドリング・ストップ」という。)を行うよう努めるものとする。ただし、規則で定める場合は、この限りでない。
前置きはこれくらいにして、レビューに入ります。
ガソリンの消耗が激しい
一晩(約8時間)アイドリングを続けると想像以上にガソリンを消費します。ガソリンメーター1目盛近く減っています。およそ15リットルぐらいでしょうか。
ハイエースの場合、かなり豪快に消費しますので、ガソリンが少ない状態では、翌朝ガス欠ということも十分あり得ます。燃料残には注意が必要ですね。
リアエアコンが効きすぎる
なんとなくリアエアコンがめっちゃ効くとは思っていましたが、温度調整が効かないとは知りませんでした。
フロントの温度調整とは関係なく、リアエアコンは冷えた風の風量しか調整できません。
1日目は、夜中に何度も起きては点けたり消したりを繰り返しました。
2日目は、学習してリアエアコンはオフにして、フロントで冷やした空気を扇風機でリアに送る作戦をとりました。
温度的には良い感じですが、通常はフロントとリアの間をカーテンで仕切って眠るのですが、カーテンが開けっ放しになります。
インパネ類の光がかなり眩しいので、対応が必要でした。
振動と音はまぁまぁある
エンジンをかけたままなので、振動と音はあります。ただ個人的にはうるさいという感じではありません。
言葉で表すなら、夜行バスのような感じです。神経質な方は耳栓がある方がいいかもしれません。
とまぁ、こんな感じです。
おすすめはしませんが、こういう例があると参考になれば幸いです。
enjoy!