どうも、ばんぞうです。
21アルテグラを約1年8ヶ月使った評価です。
今回は、大体次のような構成でお話します。
ですので、アルテグラを買おうかどうか迷っている人には参考になると思います。
少し長いですが最後まで読んでもらえると嬉しいです。
アルテグラC3000HGの巻き心地は?
一万円台のリールながら上位機種にせまる巻き心地、シルキーでスムーズです。
シマノのギア技術、マイクロモジュールギア2・Xシップ・サイレントドライブの恩恵は十分に体感できます。
ノイズが少なく、ラインから伝わる情報がクリアなので、巻き釣りに使えます。
アルテグラC3000HGのキャスト性能・飛距離は?
キャスト性能も平均以上。ここも上位機と同じロングストロークスプール、AR-Cスプールが入っている恩恵といえるでしょう。
ノーマルスプール機に比べると飛距離が出ます。
とはいえ、めちゃくちゃ体感できるものではないですので期待しすぎにはご注意を。
僕の感覚では数メートルくらいの違いです。
ベールやラインローラーの性能は?
基本的に良くできています。
リールの性能不足によるライントラブルは心配しなくて大丈夫です。
ワンピースベールが採用されていますので、糸がベールに挟まることもなく安心です。
ベールの動作も「カコンッ」と軽快で、特にストレスになるようなことはありません。僕はあまり使いませんが、オートリターンの動作も自然です。
ラインローラーの性能も及第点。防水グリスでやや重いかもしれませんが、実際使う上では特に問題ありません。
アルテグラC3000HGのドラグ性能は?
どのドラグ値でも引っかかる感触もなくスムーズ。C3000番はフェルトワッシャーなので出方もなめらかです。
ドラグノブもつかみやすく、調整域も広いので微調整もしやすいです。
逆に言えば、急な調整は少しやりにくいです。たとえば、ストラクチャーに走る魚を止めるためにドラグを急閉するような動作です。結構大胆に回さないといけません。
剛性・リールのパワー感は?
アルテグラのボディやローターにはCI4+という樹脂が使われています。
当然金属よりは剛性は落ちるわけですが、これがなかなか強いです。
C3000番でも50cmクラスの真鯛や70cm級の青物と十分ファイトできました。
21アルテグラの防水性は?
Xプロテクトが入っているので防水性も高いです。潮をバシャバシャあびるオフショア(船)に持って行っても大丈夫でした。
ラインローラー部の特殊撥水グリスもしっかり入っていたので、ノーメンテでも1年くらいは防水性は確保できると思います。
21アルテグラの少し気になる点は?
耐久性・初期性能の維持力
アルテグラは、ひとつ上位のストラディックと比べると耐久性や初期性能の維持の面でやや劣るように感じました。
最初こそヌメヌメに巻けますが、(ストラディックより)早い段階でノイズが出だしました。もしかすると部品の素材や精度が違うのかもしれません。
ただ、そこまで厳密に使い比べたわけではないですし、思い込みという可能性は捨てられません。あくまで、僕の感想として捉えてください。
メンテナンス性
アルテグラは防水性が高いため、自己メンテが少しやりにくいです。
たとえば、ラインローラー。撥水性の高い特殊グリスでシールしているので、違う種類のグリスやオイルを差すと、逆に回りが悪くなってしまいます。
「基本はオーバーホール」というのがメーカーのスタンスのようですが、この価格帯のリールをオーバーホールに出すのは現実的ではない気がします。(僕は自己責任でセルフメンテしてます)
やり方をまとめた記事はこちら
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個体差が大きい(かもしれない)
実はアルテグラC3000HGの他にも、C5000XGを買いましたが、明らかにハンドルがガタガタしていました。
結局、それは釣具店に持って行き初期不良ということで交換してもらいました。
でも、もしかすると品質管理の許容範囲が広いのかもしれません。
買うときはリアル店舗でしっかりチェックして買うか、Amazonのように不良個体をすぐ返品交換できるところで買うことをおすすめします。
上位や下位のリールと比較してみた
19ストラディック(上位)
スペックはほぼ変わりませんが、アルテグラより剛性・耐久性が高いです。
個人的には4000番以上のリールでライトショアジギング用途なら、金属ボディのストラディックをおすすめします。
それ以下の番手なら、コスパ重視でアルテグラを選ぶのも大アリです。
22ミラベル(下位)
ミラベルは軽さというメリットがありますが、基本性能はやはりアルテグラの方が上。
価格差も微妙(2000円くらい)なので、多くの場合は21アルテグラを選ぶ方が幸せになれると思います。
ちなみに重量差はC3000番で20g。1000番・2000番で5gの差です。
21ナスキー(下位)
汎用リールの弟分的存在ですが、単純なスペック比較だけでもアルテグラとかなりの開きがあります。
僕ならあと4,000円程プラスしてアルテグラにします。
アルテグラC3000HGで釣れる魚
C3000番は、大きすぎず小さすぎずの番手。守備範囲は広く、いろんな釣りに使えます。
僕もこのリールでいろいろ釣りました。
シーバス、青物(ブリ属)、真鯛、チヌ(クロダイ)、レンコ鯛、アコウ(キジハタ)、アカハタ、アオハタ、オオモンハタ、アジ、サバ、ガシラ(カサゴ)、アオリイカ、コウイカなどなど
ひとつ持っておくと便利です。
まとめ:21アルテグラC3000HGの評価は?
前評判通りの高性能、高コスパリールだと思います。
キャストのしやすさ&飛距離・リトリーブのやりやすさ・ドラグのスムーズさ・魚を掛けてからのパワー、そして防水性まで、基本性能が総じて高いというのが1年以上使ってみての僕の感想です。
もし、1万円台のリールで迷っていれば今のところアルテグラで間違いはないと思います。
もう少し出して、ストラディックも視野に入ってるという人は、こちらもご覧ください。詳細に比較しています。
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少しでも参考になれば何よりです。
enjoy!
僕の使ってるのはこのC3000HG。シーバス・エギング・小型ロックフィッシュ・小型青物(スーパーライトショアジギング)なんかでベストです。
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ライトゲーム用に小型番手も欲しいと思っています。