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ダイワ「波濤 1.5-53N」のインプレ 始めの1本にもおすすめの磯竿

釣具レビュー

どうも、ばんぞうです。

磯竿の21波濤1.5-53Nのインプレをお届けします。

そして、今日主にお伝えしたいのが、ルアーマンの方や、はじめて磯竿を購入する人です。

なぜなら、僕もルアーマンで、磯竿をどう選んだらいいかわからなかったクチですから。

結論から言うと・・・

この竿で間違ってなかったです。

何がどう良かったのか? きちんとお話しますので、ぜひ最後まで見ていってください。

ばんぞう
ばんぞう

この記事の執筆者です。

  • ブログ歴:6年
  • 好きなジャンル:ショアジギ・ジギング
  • メインフィールド:大阪・福井
  • 釣行:年間50回前後

サビキから自ら出船しての釣りまで広く活動しています。

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21波濤1.5-53N、スペックおさらい

まずは、今回の波濤1.5-53Nのスペックから。

全長5.30m
継数5本
仕舞寸法117cm
自重203g
先径/元径0.75mm/23.8mm
錘負荷1.5号~4号
適合ハリス1.5号~3号
カーボン含有率99%
定価33,000円(税込)
JANコード4550133073946

いわゆるミドルクラスのロッドです。実売価格は25,000円前後です。

「メガトップ」や「C-IMSG」など上位機種ゆずりの機能を持っていてかなり高性能。

やはり、釣り具においてミドルクラスは、コスパ(費用対効果)がいいと思います。

ちなみに、ネット通販などで旧モデルも併売(名前も一緒)されているので、写真やJANコードをよく確認して買ってください。

定番1.5号の磯竿の使用感は?

まず、波濤そのものというよりは、1.5号の5.3メートルという磯竿の定番モデルの強さ使用感についてお話します。

普段ルアーばかりの人は、なかなか想像しにくいと思いますので。

僕なりの言葉でシンプルにお伝えすると

  • 使って面白い
  • 良い意味で弱い

という感じです。

「良い意味で弱い」といっても伝わりにくいですよね。説明します。

僕は最初、磯竿選びをするとき「1.5号だと強すぎるかな?」と思っていました。

よく行く場所には、1.0号の竿で40cmとかのクロダイを普通に釣ってる人もいてたからです。

小さい魚だとロッドが勝ちすぎてつまらないかな・・・という心配がありました。

でも、そんなことはなかったです。

20cmちょっとの小さな魚でも、掛かるとグンと胴まで曲がります。

思わず「でかい!」と錯覚するほどです。

良い意味で弱い=竿が良く曲がるので、釣りをしていて楽しいです。

波濤1.5-53Nのパワー感、ファイト時の感触は?

先ほど、1.5号の磯竿は「良い意味で弱い」とい言いましたが、その一方、波濤はそこそこ大きな魚が掛かっても対応できます。

竿の基本構造がしっかりしているからです。

ロッド素材に「高密度HVFカーボン」が使われているので、強く粘りがあります。

さらに「X45」で補強が入っているので、ねじれにも強いです。

HVF:つなぎとなる樹脂を減らして、カーボン繊維の密度を増やし強化したもの

X45:斜め45度に入ったカーボン繊維を巻き補強する技術

もちろん、竿の長さも優位性のあるポイントです。

曲がりこんで魚をしっかり浮かせてくれます。

5メートル超の粘りある竿で魚をいなす感覚は、ルアーロッドではなかなか味わえません。

波濤1.5-53Nの重さや疲労感について

波濤1.5-53Nの自重は203g、シマノのラディックスは192gなので11g差。

同クラスの磯竿の中では、決して軽い方ではありません。

でも、実釣ではそれほど気になりません。

波濤の「新型スクリューシート」が、リールをしっかり固定し、手にフィットする造形になっているからです。

これにより、長尺ロッドをしっかりと保持することができ、疲労感の軽減につながります。

200g超えるので、もちろん手に伝わる重みはある、でも1日使っても疲れはない。

そんな感じです。

ティップは超細くて感度が高い

穂先はソリッドティップの「メガトップ」搭載。

実は、このメガトップ。樹脂とカーボン繊維を均一に混ぜる技術で、従来のソリッドティップより強度がかなり上がっているそう。(従来比1.5倍)

でも、磯竿のティップには強度過多。しなやかな竿先にするため、あえて細く削っているとのこと。

たしかに、使っていても魚の食いが良いように思いますし、微妙なアタリも穂先に表れます。

よく目感度を上げるため、穂先だけ白塗りになっているものもありますが、波濤は同じカラー。

それでも問題ないくらい、感度は良いです。

ライントラブルの処理がすごく簡単

長い磯竿は、ルアーロッドに比べてライントラブルが多いです。

特に穂先への絡み。

少し風が強いと、容赦なく竿にラインが絡みます。

特に、ルアーマンが大好きなPEラインはよく絡みます。

で、絡むと解くのがとても面倒。

5メートル以上あるので、ロッド(竿尻)を置いて、竿先まで歩いて解きにいかくてはなりません。

そこで活躍するのが、波濤の「C-IMSG」というガイド。(下の写真で上向きになっている黒い樹脂製ガイドです)

斜めに設置されているのがポイントです。

多少の竿先がらみなら、ロッドを水面に向けて軽く振るだけで解消します。

むちゃくちゃ便利です。

準備がしやすくなる工夫も

2ピースのルアーロッドと違い、磯竿は準備が大変です。

振り出し竿なので、ガイドを一直線になるよう合わせながら伸ばしていく作業が超面倒。

ですが、この波濤は「ガイド合わせマーク」がついています。

その名の通り、適切なガイド位置が竿にペイントされているだけですが、効果は大きいです。

準備に掛かる時間が半分~1/3くらいになると思います。

視覚が制限される夜釣りでも、問題なくセッティングできます。

簡単な機構なので、全部の磯竿(振り出し竿)にやれば良いと思うのですが、何故かこの波濤より上のモデルにしか搭載されていません。

まとめ:最初の1本におすすめ

非常にバランスよく仕上がっている竿なので、

「ルアーでならそこそこやってきたよ」という中・上級者でも納得できるクオリティだと思います。

また、1.5号/5.3メートルはやはり定番。

ズボ釣りからフカセ釣り・エビ撒き釣りなど釣りの適用範囲が広く、使いやすいです。

堤防釣りでも、まずはこのパワー/レングスを選んでおけば良いと思います。

ちなみに見た目ですが、写真で見るより大人しいです。

名前といい、カラーリングといい、かなりのガチ勢感が出てますが、そこは大丈夫。

私服のルアーマンが持っていても違和感はないですw

もちろん、おススメできるのは中・上級者のルアーマンだけじゃありません。

予算が許すなら、ビギナーの方にもすごく良いと思います。

釣果の出やすさ、トラブルの少なさ、準備のしやすさが、エントリーモデルよりも優れています。

きっと釣りが面白くなると思いますよ。

enjoy!