ハイエースキャンピングカーの雪道対策にLSDをつけないことにした理由

バンコン快適化

どうも、ばんぞうです。

私のキャンピングカーは、ハイエースベースのバンコンです。

昨年、中古で購入したのですが、決断する時にすごく迷った点があります。

それは4WDでないことです。詳しくは後述しますが、2駆のハイエースはとにかく悪路に弱く、雪の山道はかなり厳しいからです。

その対策としてLSDという装置を導入する予定だったんですが、やっぱりやめました。

今日はLSDとは何か?とか、なぜ付けなかったのか?などをお話できればと思います。

ハイエース2WDが雪道に異常に弱い理由

一番の理由は車体の先頭にエンジンがあって重く、駆動輪が後輪という構造にあります。

前のタイヤにばかり車重が掛かります。イメージしやすいために極端に言うならば前傾するため後輪が浮き気味になってしまうのです。

滑りやすい路面では、しっかりグリップせず空転してしまいます。

なので、昔からハイエース乗りは雪道を走るときわざと重い荷物や砂袋を積んで走ったりします。

これが、4WDだと前輪もしっかり回るので、スリップしたりスタックしたりすることが少なくなります。

もうひとつの理由は、オープンデフ(デファレンシャルギア)という部品です。

車がスムーズに曲がるための部品です。

車がまっすぐ走っているとき、左右のタイヤは均等に回ります。

しかし、カーブでは外側のタイヤはたくさん回り、内側のタイヤは少なく回ります。

外側の方が大きな弧を描き、走る距離が大きくなるためです。

この時、駆動力を振りわけ、タイヤの回転数を調整するのがオープンデフの役割です。

仕組みはカンタン。左右のタイヤの抵抗を感知し、抵抗が多い方から少ない方へ駆動力を渡すというものです。

まっすぐ走っているときは「右50:左50」の駆動力の振り分けを、カーブでは「右70:左30」にするみたいな感じです。(カーブでは内側のタイヤの抵抗が大きくなる)

では、なぜこの仕組みが雪道に弱いことにつながるのでしょう。

それはスリップしている方のタイヤに回転(駆動力)を全部渡してしまうからです。

例をあげてみましょう。

片側のタイヤが雪にとられてスリップ(スタック)したとします。

タイヤは空転するので抵抗はゼロに近づきます。

オープンデフの仕組み上、駆動力は抵抗の少ない方に振り分けられますね。

なので、空転しているタイヤに全駆動力が振り分けられ勢いよく回って、雪にハマっていない方のタイヤは一切回らないという事態になってしまうのです。

LSDのメリットとデメリット

LSD(リミテッド スリップ デファレンシャルギア)は、オープンデフの動きを制限した部品です。

標準のオープンデフと入れ替えて装備します。

ハイエース2WDにLSDを組んだ時のメリットとデメリットを考えてみましょう。

メリット

まず、何といっても雪道(悪路)の走破性が上がる。

片側がスリップしても、もう片輪に駆動力が伝わります。これによりスタックの確率が大幅に減るのです。

雪でなくてもキャンプ場のぬかるみなどでも活躍してくれそうですね。

また、雨やちょっとしたギャップなど、悪路と言えないまでもグリップが下がる瞬間があります。そうしてシーンでもLSDはしっかり働き、活躍します。

直進走行性もアップします。まとめると、「安定して走りやすくなる」ということになります。

デメリット

わずかに燃費が悪くなる。分かりやすいですね。

それと、曲がるときに異音がする。本来スムーズにカーブを曲がるためのデフを変えるので、曲がる際に支障がでることがあります。

右折時などハンドルを切ったままアクセルを踏むと、ゴツッとかゴリゴリっとか異音(チャタリング)が出ることがあります。

LSDのメーカーごとの差、個体差、所有者の感じ方、要因は色々ですが、音の大きさは評価が分かれます。

アタリが出てない初期状態では、まあまあ鳴るそうです。しばらく走って中のオイルを1回変えると収まるという意見と、何度オイルを変えても我慢できないくらいうるさいという意見、両方がネット上ではありました。

結局は1回入れてみるまで分からないということです。

最終的に私が今季はLSDを付けない判断をした4つの理由

理由その1:今の使用シーンを考えるとあまり活躍する場面はないから。

スノボに頻繁に行くわけではないし、雪国を走るときも高速道路や平地がメイン。

もう少し子供たちが大きくなって、スキー場に行くようになってからでもいいかなという風に思っています。

理由その2:まあまあなギャンブルだから

取り付け工賃を入れるとおよそ20万円前後。決して安くはありません。

そしてネット上の評価は良い・悪い両方あります。

思ったほどの効果を得られるか?とか、チャタリング音に耐えられるか?は、実際につけてみるまで分からないのが現状です。

いつでも戻せるのなら良いのですが、そうはいきません。

理由その3:キャンピングカーだから

ハイエースが雪道に弱いのは前述のとおり、「後ろのタイヤが回るのに前重心」だからです。

でも、わたしのハイエースは曲がりなりにもキャンピングカー。クソ重たいサブバッテリーや架装で後輪にかかる重量が増えています。

車検証をみても、前軸重量1180kg・後軸重量940kg。ディーゼル仕様のハイエースバンなら、前後で500kgくらいも差がでることがあるようなので、まだバランスが取れている方。

それに加えて、大阪に住んでいる私が雪道を走るときはレジャー用途なので、何かしらの荷物を大量に積んでいるはず。

つまり、空荷のハイエースバンと条件が違うのではないかということです。

今シーズンはこれで様子を見てみたい。また、それはそれで新しい記事になるのではないか?という気持ちが湧いてきたからです。

理由その4:忘れていたから

何だかんだ言いましたが、ホントは昨年10月に消費税が上がる前に付けておこうと思ったのですが、忘れていました。

それから結局めんどくさくなって・・・それに今年は暖冬でどこも雪ないし。

だって、車屋さんが表立ってやっているサービスじゃないんで、わざわざ聞かないといけないんだもの。

必要になったら、また考えます。

enjoy!

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