春の青物シーズンの最後をサワラで締めれて、喜んでいるばんぞうです。
さて、今日はメジャークラフトのジグパラライブベイト(ショート)のインプレをします。
有名すぎますし、使用者も多いジグです。私ごときがインプレするのもどうかと思いましたが、かなりの回数使ってきたので、詳しくレビューしたいと思います。
(いつもどおり)長いですが、参考にしていただければと思います。
ライブベイトカラーは釣れる?釣れない??
一番気になるところだと思いますので、最初に結論をお伝えします。
ずばり「釣れる」メタルジグです。
少なくとも、僕が使ってきた以下のような環境では実績があります。
体感・体験ベースの話となりますが、シーンによってはノーマルカラーと比較して1~2割くらいアタリが多いことがあります。
特に、割と渋い日、周囲が釣れていないときに強さを発揮してくれる印象です。
どちらも、渋い日にライブベイトで釣りました。
ジグパラライブベイトってどんなジグ
一番の特徴は何といってもペイント。
メーカーの触れ込みは「殆ど餌」という自信の持ちよう。
さすがに言い過ぎだと思いますが、他のリアル系のメタルジグ(例.ダイワTGベイト)とは、一線を画すクオリティです。
カラーによって光沢(ホログラムパターン)も変えています。
デザイナーのこだわりを感じる作りです。
形状は、ノーマルのジグパラショートと同じ。
センターバランスでやや左右非対称です。
非対称といってもそこまで大きな差はなく「よく見れば」くらいの感じです。
写真だと少々わかりにくいですが、左半身?のエッジが立っている形です。
この形により安定した動作ながらも、ややイレギュラーな動きが発生します。
ジグパラライブベイトのコストパフォーマンスは?
次に、コスパ面。
ライブベイトカラーは普通のジグパラより少しだけお値段が高いです。
とはいえ、40gのジグで実売700~800円台なので、他と比べると十分安い部類に入ります。
安いですがに作りはしっかりしています。
標準装備のフックも悪くないです。
詳しくは後述しますが、変えずにそのまま実用に耐える品質です。
メジャクラの看板商品だけあって、全体的にお得感は強めです。
ライブ塗装の強さや耐久性について
同価格帯のメタルジグと比べると塗装が強いです。少々コンクリート壁にぶつけたくらいじゃあまりハゲません。(強打するとハゲます)
塗装の剥げ方は、まず模様(ライブペイント)の層がはがれる感じ。その下のホログラム層はまだ残るのでキラキラ感はある状態。
もっと進行すると、下地(サフェイサー)層が出てきます。
下地層は白なので、マジックで塗ったりしてだましだまし使えますw
最終的にこんな感じになります
↓↓↓
中央から尾寄りのグレーに見える部分も、一応ホログラム層。
地の鉛が見えることはあまりありません。
ここまで行っても、塗装面の7割方は残っているので、優秀だと思います。
ジグパラライブベイトの動きや操作性は?
動きはオーソドックス。操作性は良く、広い範囲で使えます。
そのまま巻くだけでも、フリフリ&ローリングしながら動くので、タダ巻きでも使えますが、適度な水キレの良さと潮噛みがあるので、ワンピッチジャークとの相性が良いと思います。
動きのイメージはこちらの動画が参考になります。
↓↓↓
キビキビとしたハイピッチなジャークも強いですが、個人的によく使うアクションは、ゆったりめのジャーク(1秒に1回くらいのペース)。
中距離のスライドのあと、横を向いてヒラヒラ落ちていきます。このとき食ってくることが多いです。
おすすめです。
また、キャスト性能も高いです。
センターバランスのジグですが、ややリアに重心があるのか、きれいにお尻を先頭に飛んでいきます。
飛距離も出るし、投げてて気持ちが良いジグです。
付属のアシストフック・トレブルフックの性能は?
デフォルトのフックについてお話します。
わざわざ交換しなくても十分使えるレベルのフックが装備されています。
安いメタルジグにありがちな、1回使うとサビサビとか、フッキングしないとかはないです。
どのメーカーのものかは書いてませんが、日本製のフックらしいです。
がまかつのフックや、ダイワのSaqSas(サクサス)みたいな異常なまでの鋭さはないですが、十分刺さります。
また、ジグの大きさによってちゃんとフックが調整されているのも、好印象です。
30gと40gのアシストラインの長さを計ると約8mmほど違いました。フックサイズも40gのものが大きくなっています。
つまり、箱出しの状態でベストな状態で使えるフックセッティングになっています。。
ちなみに、以前のジグパラはトレブルフックが丸型でしたが、袖型に変更されていました。(もしかすると記憶違いかもしれませんが・・・)
袖軸はフッキングしやすいメリットがありますが、しっかり針の根本で掛けないと伸びやすいので注意しましょう。
ライブベイトカラーはなぜ釣れる?
最初の方で、ノーマルタイプの1~2割くらいアタリが多いと言いましたが、なぜでしょう?
ライブベイトカラーが、釣れる理由・・・
それは、
「本物のエサ(小魚)に見えるから」
ではないと思います。
自慢のリアルペイントも、実際のところ魚にはよく見えていないでしょう。
だって、魚ってすんごい視力が悪いですから。
目の良い回遊魚の青物(ブリ)でも0.1~0.2程だそうです。
ちなみに、魚より目の良い視力0.4の僕でも3メートルほど離れると、ライブベイトの模様はぼやけてクッキリは見えません。
そのうえ、海の中ってめっちゃ暗いんです。
特に僕がメインにしている大阪湾は、濁りが強く、ボトム付近に太陽光はほとんど届きません。
陸上(空気中)より、ペイントの見え方は悪くなるはずです。
ペイントの本物感での集魚効果はほぼないでしょう。
これを踏まえた上で、ライブベイトがノーマルより釣れる理由(仮説)を3つ考えてみました。
適度なアピール力の少なさ
ライブベイトカラーはノーマルタイプのように原色でギラギラしていません。
色での刺激が少なく、自然なカラーでアピールできているのがメリットになっているのだと思います。
一瞬だけ魚をだませているかもしれない
基本的には、魚がジグパラライブベイトを餌と見間違うことはないと思いますが、
めちゃくちゃジグに近づいたとき、本物のベイトに見える一瞬があるのでは? という仮説です。
たったコンマ数秒でも、ジグだと見切るタイミングが通常より遅れたなら、アタリの増加につながる可能性はあります。
たとえば・・・
シチュエーションは薄暗い中層付近。
フォールさせる直前に対象魚がジグを発見(←本物のベイトと誤認)
次の瞬間、メタルジグはヒラヒラと暗い海底まで落ちていきます。
そして、魚は夢中でチェイス。ジグと見切ることなく暗闇のボトムでパクッ!
みたいなイメージです。ww
人が釣られるリアルな見た目
実際にフィッシュイーターからどう見えるかはさておき、少なくとも人間が見るとノーマルタイプより遥かに小魚に見えます。
めっちゃ釣れそうな雰囲気を出しています。
これって割と大切な要素です。
みなさん経験があると思いますが、自分が釣れると思う(=信頼できる)ジグって、結局釣れるんです。
自然とジグを海中に沈めている時間も長くなりますし、動かし方も工夫しますから。
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以上が釣れる(と僕が考える)理由です。
ジグパラライブベイトのおススメカラーは?
最後に、僕がいつも買うカラーを紹介します。
1.ライブサバ
体感上、一番アタリが多いカラーです。
本物の小鯖がいようといまいと、強い時が多いです。
カラーナンバーは#84です。
2.ライブ金アジ
銀のアジもありますが、金アジの方が実績が高いです。
いつもやる海の色に合っているのかもしれません。
カラーナンバーは#83です。
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大阪湾でやるなら、個人的にはこの2色で良いと考えています。
あとは、ハイアピールできるノーマルカラーの併用で大抵の状況はカバーできます。
ちなみに、ライブベイトカラーのイワシはあんまりな感じがします。ノーマルのイワシカラーの方が強いです。
まだ使ったことなければ、ジグパラライブベイトぜひ一度使ってみてください。
コスパは良いし、信頼して投げられるジグですよ。
enjoy!
40g
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30g
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