どうも、ばんぞうです。キャンピングカーフェア大阪2018秋に行ってきました。
私なりに行った成果はあったのですが、反省点もありました。これから行ってみようという方のために、はじめてのキャンピングカーフェア攻略法めいたものをまとめてみました。
とにかくたくさん体感せよ!
流行の軽キャンから巨大なバスコンまで。相当な数が勢ぞろい。
ネットでいいなぁと思っていたキャブコンを間近にみると、デカい・・・。
2M×5Mと普通車サイズのスペックなのに、高さが3M近くあるので見た目は完全に引越し業者のトラック。こんなの自宅の駐車場に止めて大丈夫だろうかと多少の不安を覚えたり。
ここにテレビをつけて、マルチルームはやっぱりトイレにしようとか、自分はここに寝て、子供はここやな、とか・・・妄想をモワンモワンと広げたり。
素材の違いによる内装のイメージの違いなど、ネットや雑誌では得られない情報を体感できました。
たとえば、最初は無いなと思っていたバンコンも見てみると意外にラグジュアリーで使い勝手も良さそうだったり。判断に迷うことになるかもしれませんが、とにかくマークした車種以外も見ることをおすすめします。
あと、ネットを見ているだけでは発見できなかったメーカーも発見できるので、この点だけでも行く価値はあるかと思います。
iPhoneじゃだめ!デジカメを持って行くべし!
記録の意味も込めて写真はたくさん撮りたいもの。私はわざわざカメラを持って行くこともないかとiPhoneで撮影に挑みましたが、これが失敗。
焦点距離がやや長く、狭い範囲しか写真にとれません。狭い車内や展示ブースの関係で撮りたいものとの距離が十分に取れないため、寄りの写真ばかりになってしまいます。
車内の雰囲気を記録するためにも、広角に強いデジカメを持って行くことをおすすめします。
カメラのことはよくわからないという人のために大雑把に説明すると、カメラや取説にあるmmの小さい方の数字が広角側のスペックになります。たとえば105〜21mmと書いてあれば21mmの数字に着目。この数字が小さいほど広い範囲を写真に収められます。
概ね24mm以下だと広角に強いといえます。ちなみにiPhone(7)は28mmです。
もう少し全体を捉えたいのに。パシャパシャとるとこんな感じに。
(今すぐ)買う気が無くても営業さんに話しかけるべし
どんなに車を興味深げに見てても、服屋のように気軽にしゃべりかけてくる営業マンはいません。(もしかすると私の見た目に問題があるのかもしれませんが・・・)
質問があれば、自分でアタックしなければいけません。この手の見本市で情報を得るためにはある程度勢いが大事です。
口下手でも大丈夫。最初のコンタクトにさえ成功すれば、向こうは営業マン色々聞き出してくれます。
何を隠そうこの私も劇的な口下手&人見知り。大阪人としては失格のコミニュケーション能力の低さです。
意を決してメーカーの営業さんに話しかけた言葉が「このベッドって大人でも寝れます?」
アホな質問と自分でも思いましたが、内装の見学でも気になっていたところ。あの小さなスペースに大人の男の身体が収まるの?外寸で2M未満の車の横方向って外壁を引いた内寸って何センチあるの?と思っていました。
「じゃあ、寝てみてください。全然OKですよ!」と快く対応してくれました。
寝てみたのはTOWAモータース製ボンゴベースのライトキャブコンCABBYのリア常設2段ベッド身長175cmほどの私でギリギリ足を伸ばして寝転べました。ライトキャブコンでも居住性は案外大丈夫です。
何はともあれ、ファーストコンタクト成功です。優しそうな営業さんでしたので、ここぞとばかりに、キャンピングカーについて根ほり葉ほり聞きいてみました。
「キャブコンを今乗っているミニバンと同じように普段使いできる?」
答えはNo気味のYes。ほとんどの方はファーストカーまたは奥さんの車と2台持ち。営業さんのお客さんで1人だけ通勤に使っている強者がいるようで、やろうと思えばできなくはないようです。
「ライトキャブコンってウチの小さい駐車場でも大丈夫そうだし、値段も安いので魅力的だけどどう?」
答えは、私(バン蔵)にはあまりおすすめではない。子供が小さい(未就学児3人)とはいえ5人家族でつかうには狭い。値段に関しても、リセールバリューを考慮すれば通常サイズのキャブコンの方がお得になるケースが多いそうです。
その理由も詳しく説明してくれました。まず私のようなキャンピングカー童貞が最初に買うのは、普段使いできそうなバンコンや、乗り出し価格が抑えられるライトキャブコンが圧倒的。でも使って行くうちに、(普通の)キャブコンに乗り換える人が多いそうです。
そしてキャブコン購入者は車を手放すことが少ないので、中古車市場でも十分な弾数がなく、高値で取り引きされるとのこと。10年落ちのキャブコンでも新車の半値近い価格で売れることがあるそうです。
「関西に店舗がないけどアフターケアはどうなるの?」
答えは、電話すれば近くの提携しているキャンピングカー会社を紹介してくれるそうです。
業界のしきたり?でいきなり他メーカーのキャンピングカーの修理をお願いするのはマナー違反だそう。また、保証の範囲での修理はやっぱり関東の営業所に持ち込みする必要があるようです。
こうした情報はいざ買う際に活きてきます。今は買う気は無くても気になる車種があれば積極的に話しかけましょう。
具体的に質問が出なければ「意外と広いですね〜」なんて良いと思ったところを伝えるだけで大丈夫です。
子供がいれば、ぜひ連れて行くべし
子供を連れて行って大丈夫?
他の人の迷惑にならない?
ゆっくり見られる?
すぐ飽きて帰りたがらない?
小さい子供がいれば、気になるところだと思います。
私なりに考えた結果、今回は単身で乗り込みました。でも、連れて行った方が良かったと思います。
まず、会場全体が子供ウェルカムな雰囲気だったので、多少はしゃいでも大丈夫。
▲ルーフテントで楽しそうに遊ぶ子供たち
あと大事なポイントが「入退場自由」何度でも再入場できるので、飽きたら外で遊ばせればOK。会場のインテックス大阪から歩いて行ける範囲にATCという施設もあり、そこには飲食店やキッズ向けの遊び場が入っているので来て1時間で子供がぐずって帰るという事態にはならないてしょう。
また、実は子供連れの方がゆっくり車内を見られるかもしれません。ひとりで車内を見学するとすぐ入り口付近に列ができます。気の弱い私は、待っている人が気になるのでなかなかじっくり見られません。
子供がいれば、子供が遊んでいるという大義名分でもう少し時間をとって見れたでしょう。それに子供が中にいる車にはあまり列ができません。
家族で使用感をイメージするためにも、ぜひ子供や配偶者を連れていきましょう!
追記:はじめてのフェアでの印象は意外と変わる
たくさんの車を一度に見て比べられるのがキャンピングカーフェア の魅力です。フィーリングの合う車が見つかるかもしれません。
でもその印象が、後日コロッと変わることもあるのが普通です。特に初めての参加なら、内装の雰囲気やレイアウト、車の外観などしか見ていないことがほとんどです。もちろん車選びをする上で重要な要素ですが、買うことを前提に調べてみると、他にも重要な要素があることに気づきます。
たとえば、車の重心だったり、荷物の積載性、電源システムだったり。比較してみるとフェアではあまり印象的ではなかった車が高得点だったりします。
さらには、後日店舗を回って比較してみると、いいと思っていた内装が意外とチープに感じることもあるのです。
フェアでの印象は、フェアでの印象。後でその評価が変わることがあるので、後日きちんと比較できるようなるべくパンフレット類はもらっておきましょう。
番外編:チケットを安く入手する方法はある?
メルカリ・ヤフオク・金券ショップいずれも見つかりませんでした。ショップが配る招待券のようなものが流通してるかもと思いましたが、そうではないようです。
ちなみにチケットを買う際に、名前や住所・電話番号などを入力する必要があるので、正規の入手方法以外でのチケットでの入場はできないかもしれませんのでご注意を。(主催側のホームページにもそう書いています)
前売り券800円ですので、雑誌1冊買うくらいの価格です。得られる情報からすれば決して高くはありません。
おまけ:キャンピングカーフェア大阪 2018秋 参考写真
内装の質感と使い勝手の良さそうなシャワーが良かった「オーロラ・スタークルーズ クラシックバン」