どうも、ばんぞうです。
今日のテーマはレンジキープ。
という方に向けたHowto記事です。きっと役立つと思います。
なお、レンジ・カウントといった言葉の意味がよくわからないという方は、こちらをご覧ください。
基本1:レンジキープに必要な3要素
まずは基本的なことを整理しましょう。
レンジキープするために押さえるべきは次の3つです。
「レンジがわからない」という場合の理由を分解すると、この3つのどれかが不明瞭であることがほとんどです。
なるべくこの3要素の解像感を高めるよう頑張ってみてください。
具体的なやり方(把握方法)は後述します。
基本2:レンジキープのためのルアー操作
次に操作の基本です。
ルアーの上下をコントロールする手段は、次の2つしかありません。
巻きスピードで操作する
巻きのスピードが遅くなるほどルアーは自重で沈もうとしますし、早くなるほどラインの斜め上に上がる力が強くなるからです。
ロッドワークで操作する
ラインの角度を変えて、ルアーの浮きあがり量をコントロールするイメージです。
レンジキープのための地形・水深把握のやり方
ではここから実践編。まず水深や地形の把握方法についてお話します。
情報が多いほど水中イメージがしやすくなるので、面倒くさがらずに測ってください。
海底地形の把握方法
ルアーをフリーフォールで落としてカウントをとるだけ。
まず、足元で計測。
次に、キャストして沖を計測。
ほぼ差がなければ、地形はフラットということです。
差があればどこかで駆け上がりになっている可能性が高いことを示します。
何ヶ所か調べれば底の地形をイメージできます。
水深の把握方法
足元にルアーをフリーで落とします。
着底したら、リールの回転数を数えながら巻き上げます。
「回転数×リール1回転あたりの巻き上げ量」が水深です。
着底から巻き上げ回転数7.5回、1回転あたり巻き上げ量66cmなら、水深は約5メートルです。
沖の水深を測るときは、カウントを利用します。
たとえば、足元計測で水深5メートルで着底まで5カウントだとします。
となると1カウントで1メートル沈下するので、沖で着底まで10カウントなら水深は10メートルという感じです。
レンジキープのコツ1:表層(水面直下)
表層、水面より少し下をまっすぐ引けるスピードを探しましょう。
浮き沈みを目で確認できるので、巻きスピードの基本を作りやすいです。
やり方は、キャストして表層をリトリーブ。
水面を割ってパシャパシャするようなら、巻きが早い。
手前まで引いてきて、ルアーが沈みすぎているなら、巻きが遅い。
という感じです。
レンジキープのコツ2:底層
底でレンジキープできているかは、海底を基準にします。
底ギリギリを引くのなら、ルアーにゴツゴツと底当たり感が出ない速度で巻きましょう。
で、時々フリーで落として、浮き上がりすぎていないかを確認します。
底から1~2メートルを引くときも同じ。時々落としてカウントが一定かどうか確認しましょう。
コツ1の表層とコツ2の底層での巻きスピードを押さえると、だいたいどのレンジでも一定層を引くスピードがつかめます。(中層は両者の中間スピード)
メタルジグでレンジキープ
メタルジグは超沈むので、基本的にまっすぐ引けません。
ですので、ある程度範囲を広めたレンジキープとなります。
イメージは「5秒フォールして7回しゃくる」みたいな感じです。
これで一定層を引けているかどうかは
を把握しないといけません。
たとえば、
水深は20メートル、着底まで20カウントだとしましょう。
このシチュエーションでのジグ沈下速度は、
1カウントあたり1メートルです。
次に浮上距離を測ります。
着底後、15回しゃくったところで、ベールを返してフリーフォール。
再着底まで10カウント(=10メートル)だとしましょう。
この場合、1回転あたりのジグの浮上距離は
10メートル÷15回=約67cm
ということになります。
あくまで目安ですが、これらの情報をもとにすると、メタルジグでも大体のレンジを刻むことは可能です。
まとめ
ルアーのレンジキープに大切なのは、水中イメージの解像感です。
解像感を高めるには、とにかくカウント。
これを徹底するだけで、見えなかったものも見えてきます。
あとは手元感覚。
慣れてくると手に伝わる感触でルアーがどんな動き方をしているかイメージできます。
最初は全然わからなくても、意識するとだんだんわかるようになってきます。
練習あるのみです。
enjoy!