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釣りの時合い(じあい)とは? 超わかりやすく解説。見極め方や出やすい条件とは?

釣りのコツ

どうも、ばんぞうです。

今日は釣りの時合い(じあい)についてお話します。

こんな方は、ぜひ読んでいってください。
↓↓↓

  • 時合いって何か知りたい
  • 時合いがいつ来るか予測したい
  • 時合いの時にすべき行動は?

ビギナーの方が時合いの意味がわかり、適切な行動ができるよう、分かりやすくお伝えします。

ばんぞう
ばんぞう

この記事の執筆者です。

  • 釣り歴:7年
  • 好きなジャンル:ショアジギ・ジギング
  • メインフィールド:大阪・福井
  • 釣行:年間50回前後

サビキから自ら出船しての釣りまで広く活動しています。

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釣りの時合い(じあい)とは?

筆者が時合で釣り上げた魚

釣りでよく聞く「時合い(じあい)」とは、魚が一時的によく釣れるタイミングのことです。

それまでまったく反応がなかったのに、突然アタリが連発したり、同じ場所で周りの人も一斉に釣れ出したり

まさに「魚たちが動き出す瞬間」のことです。

ただし大事なのは、「時合い=決まった時間」ではない、ということ。

「朝だから必ず時合が来る」とか、潮汐表や天気アプリに「この時間!」と正確に書けるものではないんです。

えっ!そうなん?

でも、時合いが出やすい条件はいくつかあるので、押さえておくと遭遇する確率を上げることができますよ。

なぜ「時合い」が起こるの?

主な理由は、海中の環境が変わるからです。

以下のような「変化」が起こると、ベイト(小魚)が動き、それを追うフィッシュイーターも動き出します。

主な変化魚の反応の理由
潮が動き出す(流れの発生)水中の酸素量増加。餌の供給、集積が増えるため
光量の変化(朝マズメ・夕マズメ)捕食に有利な条件が揃うため
水温変化(朝→昼など)魚が快適に動ける水温になるため
気圧の変化(雨の前後)潮位上昇・酸素濃度変化・濁りなど
ベイトの群れが通過一斉捕食が起こり、短時間で食いが立つ

「時合い」は自然のリズムと魚の行動リズムが重なった瞬間に発生します。

より詳しく見ていきましょう。
↓↓↓

潮の動き出し(流れの発生)

潮止まり(流れがほとんどない時間)から、流れが出始めるタイミングはアツいです。

長くは続かないですが、パタパタッと釣れることが多いので気を抜けません。

そして、潮の動きが最も活発になるのが、上げ3分・下げ7分と言われるタイミング。(下図参照)↓↓↓

上げ3分下げ7分解説画像
グラフ引用元:気象庁 diycamping.comが追加作図

グラフの赤点は潮が大きく動きはじめるチャンスなので全集中。

赤点から緑点の間くらいまでは、潮が動きやすいので、いつ時合いがきてもおかしくありません。

朝マズメ・夕マズメ

「朝マズメ」「夕マズメ」は1日を通してもっとも時合いが出やすいタイミングといえます。

魚にとってはメシの時間みたいなもんですから。

マズメ:日の出・日没の前後30分から1時間のくらいこと

特に、陸っぱりでの釣りはこの時間は重要です。

1日を通して釣れたのは、日が出た直後30分だけだったということも少なくありません。

特に、青物・シーバス・メバル・アジなど、光量変化に敏感な魚は、マズメによく釣れます。

天候の変化(風・気圧・雨)

曇りや小雨の前後:光が柔らかくなり、魚の警戒心が下がる

低気圧が近づく前:気圧変化で魚の浮力が変わり、捕食が活発になる

風向きが変わるタイミング:ベイトの位置が動くため、時合いが発生しやすい

などなど、1日の中で起こる天候の変化が、時合いの合図なることも結構あります。

ベイト(小魚)の動き

餌(ベイト)の群れの動きが目に見えるのは大チャンス。

表層で捕食されているナブラはもちろん、群れで表層に上がってきているだけでも良い感じです。

下からフィッシュイーターに襲われている可能性があるからです。

  • 水面でパシャパシャ音がする
  • ベイトが逃げるような波紋がある
  • 鳥が水面を狙っている

みたいな変化を感じた時は、集中してください。

時合直前ということが少なくないので。

季節・水温・魚種などのパターン

季節や狙う魚によっても、時合いが出やすい傾向が違います。もちろん地域差などあると思うので参考程度に。

季節・水温の例

魚の季節ごとの行動リズム(回遊・産卵・捕食周期)や適水温の関係から、ある程度の季節差が出てきます。

季節時合いが出やすい傾向
朝の水温上昇タイミング(昼前)
夜間や朝夕の涼しい時間
ベイトが豊富で、朝昼夕どの時間も
日中の水温が上がる時間帯

魚種の例

  • アジ → 夜明け前後/夕方~夜
  • メバル → 夜/潮が動くとき
  • 青物 → 朝マズメ中心(特に大型)

もちろんこの限りじゃないけど、傾向としてはあると思います。

場所の例

同じ潮でも、場所によって良し悪しが違います。

ばんぞう
ばんぞう

「下げ潮のタイミングは、この場所が良い」とか、そういうのね

正確には、そこに通い詰めるベテランしかわからないけど、ある程度は地図アプリや風予報アプリで予測できます。

地形や潮の流れる方向、風などを考えて「仮にベイトが”浮遊物”だとして流れ着く場所」がいい場所になりやすいです。

実践アドバイス1:時合いを逃さないために

「時合いは予測できない」と言われますが、「出やすい条件を重ねる」ことで的中率は上がります。

例.「秋 × 中潮 × 朝マズメ × 潮止まりが日出の1.5時間前 × 曇り × 向かい風」これくらい条件が揃うと超高確率。

以下のポイントを押さえて、ぜひ出やすい条件を重複させてください。

  • 潮見表で潮止まりの時間をチェック
  • 日の出・日没の30分前には現着&釣り開始
  • 風と気圧の変化は天気アプリで確認
  • 前日の天気(雨・風情報)も必ずチェック
  • 潮の流れる方向や強さには敏感に
  • ベイトの動きを常に観察(偏光サングラス必須)

実践アドバイス2:時合いが来たなら?

得てして時合いは短いです。

とにかく釣りまくってください。

ルアー釣りならできるだけ時合いの間は長くルアーを通してください。

言い換えると、釣る以外の行動を極力控えることがポイントです。

  • 頻繁なルアーチェンジ
  • 釣った魚の下処理

などです。

時合いに備えて、できる準備はそれ以外の時にしておきましょう。

よくある質問-時合い編

Q
時合いって何分くらい続くの?
A

魚種や状況によって異なりますが、10分〜1時間程度が多いです。青物など回遊魚の時合いは一瞬で終わることもありますが、根魚やアジ・メバルのように居着く魚は、潮の動きが安定している間(数十分〜1時間)続くこともあります。

Q
大潮の日が一番釣れるの?
A

必ずしもそうではありません。体感ベースですが、大潮は潮の動きが大きく魚の活性も上がりやすい反面、地合いが短いです。逆に小潮でも、潮が動くタイミングなら十分時合いは発生します。

Q
潮止まりは釣れないって本当?
A

概ね本当ですが、あきらめてはいけません。潮止まりの直前・直後は魚が動く“前後の変化”があるため、むしろそのタイミングが短時間の時合いになることはよくあります。

Q
朝マズメと夕マズメ、どっちが釣れる?
A

季節や魚種によります。一般的には朝マズメは捕食モードに入る魚が多く、ルアー・エサ問わず活性が高いです。一方、夕マズメは潮と光量の変化が重なりやすく、特に根魚や夜行性の魚が釣れやすい傾向があります。

Q
時合いは天気や気圧にも関係あるの?
A

はい、あります。曇天や雨天時は光量が安定し、魚が安心して動きやすくなります。
また、気圧が下がる前後(=雨の前・風が吹き始める前)は魚の活性が一時的に上がる傾向があります。「天気が変わる前」は小さな時合いが起きやすいサインです。

Q
時合いを逃したらもう釣れない?
A

いいえ、完全に終わりではありません時合いを逃しても、群れの再来や潮や風、光量が再び変わると「第2の時合い」が来ることもあります。また、活性が低い時間帯でも「底を丁寧に探る」「小さめのルアーで食わせる」など工夫次第で釣果を出せます。

Q
夜釣りにも時合いはあるの?
A

あります。夜釣りでは「潮が動くタイミング」「月の出入り」「照明のオンオフ」などが時合いを作る要因です。特に満月の夜や、街灯・常夜灯の明暗部で潮が変わる瞬間は、夜でも短時間の時合いが発生します。

Q
時合いの前兆を見分ける方法はある?
A

はい、あります。ベイトが水面で跳ねたり、見た目にわかるような大きな潮の流れや明確な潮目の発生など。自然の変化は時合いの直前サインになることが多いです。

まとめ:時合いとは?

時合いとは、自然の条件が重なったほんの数十分の奇跡。それを感じ取れるようになると、釣りは一気に面白くなります。

「潮が動いて、風が変わって、魚が動く。」
― それが“時合い”です。

経験を重ねるごとに、「時合い勘」は磨かれていきます。

最初は難しく感じても、「潮 × 時間 × 天気」の3つを意識するだけで、釣果は確実に変わります。

まずはトライしてみてください。

enjoy!