どうも、ばんぞうです。
今日はSUPフィッシングのロッドについてです。
という人に向けて、実体験をもとに解説します。
僕がSUPで愛用しているロッドも紹介しますので、初心者の方は参考にしてください。
SUP用ロッド選びで見るべき4つの項目

まず、SUPフィッシングに向いたロッドを選ぶうえで大事なのは次の4つです。
それぞれ少しくわしく解説しますね。
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SUP用ロッドのベストなレングス(長さ)

SUPは立つ・座る・膝立ちなど、姿勢の自由度が少ないです。そのため、取り回しの良さはかなり重要です。
長さをミスるとめっちゃ大変ですよ。
基本の長さは6~7ft(約2m)
特に理由がなければ、SUPでは6〜7ft(約1.8〜2.1m)を目安にしましょう。
このくらいが一番取り回しが良く、安定感もあります。
8ft以上はデメリットが多い
陸っぱりの延長で「遠投したい」と思っても、SUPの上で10ftロッドを振り回すのはほぼ無理です。

SUPより竿の方が長くなってしまいますからね
船体より長くなるとティップに手が届かず、トラブル時に対応できません。
そもそも、SUPで大遠投が必要なシーンはほぼない(漕いでいけばいい)ので、長いレングスのメリットは活かせません。
バーサタイルロッドを選ぶべし

SUPに積めるロッドはせいぜい1〜2本。
なので「1本で何でもできるロッド」が最強です。
SUPやってると、イカ、根魚、青物、小物・・・いろいろ狙いたくなるので、汎用性の高いバーサタイルロッドを選ぶのが正解です。
もちろん、快適さは専用ロッドに劣りますが、SUPはファイト時の自由度が高いので結構何とかなります。
リスクの高いSUPフィッシングは価格帯も大事

SUPでは、万が一の落水・沈没・ロッド流失も起こりえます。

てか、ほぼ確であると思っていてください
なので、最初から高級ロッドを使うのはおすすめしません。
かといって、数千円のペナンペナンのロッドでは釣りになりません。
個人的には1.5〜2万円台のロッドが、コスト的にも性能的にもベストバランスだと思いますので、迷ったら目安にしてください。(詳しい銘柄については後述します)
SUPフィッシングロッドの硬さ(強さ)の選び方

ロッドの硬さは、狙うポイントと魚種で変わります。ここではわかりやすく2つの軸で見ていきましょう。
水深とジグの重さで選ぶ
水深が深くなるほど、使うジグやシンカーの重さも増えます。
なので、深場では強め(硬め)の竿が必要です。
| 水深 | ジグ重量 | ロッドパワー目安 |
|---|---|---|
| ~20m | 40~60g | ML(ミディアムライト) |
| 20~40m | 60~100g | M(ミディアム) |
| 40m以上 | 100g~ | MH(ミディアムヘビー) |
目安としては、使うエリアの水深の約2倍のジグウエイトに対応するロッド。
水深が30mのエリアで使うならジグウエイト60g~80g(ML)のロッドがちょうどみたいな感じです。

SUPは汎用性の面でもちょい柔らかめの竿が使いやすいですよ
狙う魚種で選ぶ
- ヒラマサ・カンパチなど底切り系 → 強め(M〜MH)
- アジ・メバルなど口切れしやすい魚 → 柔らかめ(L〜ML)
- ハタ類・タイ → 中間のMクラス
狙うターゲットが決まっている人は、それに合わせるのがベストです。(バーサタイルロッドでヒラマサやるな!とかのツッコミは無しね)
スピニング or ベイト?SUPではどっち?

どちらも使えますが、スタイルで決めると失敗しません。
| スタイル | 向いているリールタイプ |
| キャスト中心 | スピニング |
| ジグやタイラバ中心 | ベイト |
| 初心者 | スピニング(操作しやすい) |
底取り・底切りの速さ、巻き取りトルクなどはベイトタックル優位。
スピニングの利点は(誰でも)投げられること。
僕は1本持ちならスピニングモデルを使うことが多いです。
陸用ロッド(アジング・エギング)は代用できる?

結論:使えるけど完璧ではないです。
| ロッドタイプ | SUPでの使いやすさ | 備考 |
| アジングロッド | △ | パワー不足で中型魚に不安 |
| エギングロッド | ○ | 7ft前後ならバランス良し |
| シーバスロッド | ○ | 8ft台までなら許容範囲 |
| ショアジギロッド | × | 長すぎ・重すぎで操作性NG |
とりあえず始めるならエギング or シーバスロッドでもOK。
慣れたらSUP用に使いやすいロッドを検討しましょう。
おすすめSUPフィッシングロッド7選【実釣経験あり】

ここからは、SUPフィッシングで使いやすいロッドを紹介します。
僕が実際に使用経験がある or フィールドで信頼されているモデルです。

使いやすさ重視で選んだから、ちょっと価格帯が高いのも入りました
| モデル名 | 特徴 | 長さ | 硬さ | 価格帯 |
| クロスミッションBB S66ML | 筆者愛用。 バーサタイルNo.1 | 6.6ft | ML | 約1.5万円 |
| クロスミッションXR S66M | パワーアップ版。 中大型魚対応。筆者愛用 | 6.6ft | M | 約2.7万円 |
| アウトレイジ BR SLJ 63MLS-S | トータルバランスの 良いスピニング | 6.3ft | ML | 約2.0万円 |
| アウトレイジ SJ 61B-2 | 筆者愛用。ブリからアジまで こなす隠れた万能選手 | 6.1ft | M(2番) | 約3.1万円 |
| 三代目クロステージ CRXJ-B642ML/LJ | 低コストおすすめ。 ML表記だが比較的パワフル | 6.4ft | ML | 約1.0万円 |
| ジャイアントキリング1G GK1SLJ-B64L/TJ | タチウオモデルだが 多様な釣り方に対応 | 6.4ft | L | 約1.5万円 |
| オーシャンフィールド SLJ OFSS-672SLJ | 高コスパ&守備範囲◎ めっちゃSUP向き | 6.7ft | ML | 約1.3万円 |
クロスミッションBB S66ML
釣りの適用範囲の広さ・価格など、めっちゃSUP向きだと思っています。
穂先の耐久性に若干難ありですが、何だかんだ修理しながら、ずっと使っています。
クロスミッションXR S66M
クロスミッションの上位モデル。2種類のティップを交換できてさらに釣りの範囲が広くなったモデル。
キャスティングもある程度こなせるので、スピニングがおすすめ。
アウトレイジ BR SLJ 63MLS-S
食い込みの良い竿先に、大物対応できるバット。SUP竿としてほしい性能を両立しています。
ダイワ アウトレイジ SJ 61B-2
スロージギングロッドですが、僕はこのロッド、ジギングから泳がせ釣り、落とし込み釣り、中小型魚のえさ釣りまで結構いろいろやってます。
この中では少々高いですが、大型魚も割と余裕で上げられるので良いです。
三代目クロステージ CRXJ-B642ML/LJ
低価格ながらもクロスカーボン補強が入っているモデル。十分使えます。
メジャークラフト ジャイアントキリング1G GK1SLJ-B64L/TJ
中弾性カーボンのレギュラーテーパー。汎用性は高く、魚をバラしにくいメリットがあります。ジグをピンピン弾くより、巻きの釣りが好きという人には良いと思います。
アブガルシア オーシャンフィールドSLJ OFSS-672SLJ
Xカーボン補強で大型魚とも対峙できます。また6.7フィートと長めなのでキャストして使いたい人におすすめです。
もし、1本だけおすすめするなら

僕がSUPフィッシングで一番使ってるのは、シマノのクロスミッションBBです。
上のクラスのクロスミッションXRも持っていますが、SUPでは圧倒的にBBの出番が多いです。
軽く投げたりもするので、スピニングモデル(S66-ML)を使っています。
僕がSUPで行くエリアは水深40mくらいまでなので、これ1本で十分。
アジ・メバル・カサゴ・ハタ系・シーバス・イカ・タイ・青物など大体何でも釣れますよ。
詳しくはこちらでインプレしています。
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まとめ:SUPロッド選びで失敗しないために
最後に、SUPフィッシングロッド選びのポイントをおさらいします。
この辺りの条件で探すと大きく外すことはないはずです。
迷ったらこれでいいと思います(アドバイスが雑)
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enjoy!








