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shimano「グラップラー タイプJ S60-3」のインプレ

釣具レビュー

どうもばんぞうです。

オフショアジギング用のシマノ「グラップラー タイプJ」(スピニング用S60-3)のインプレです。

僕が買うときに迷った点を中心にまとめますので、はじめてジギングロッドを買おうというの方の参考になればと思います。

※ 1年ほど使ったので加筆・修正しています。

ばんぞう
ばんぞう

この記事の執筆者です。

  • ブログ歴:6年
  • 好きなジャンル:ショアジギ・ジギング
  • メインフィールド:大阪・福井
  • 釣行:年間50回前後

サビキから自ら出船しての釣りまで広く活動しています。

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グラップラーBBかグラップラーかゲームか

最初に迷うのがロッドのグレード。

シマノのジギングロッドは

グラップラーBB → グラップラー → ゲーム と1ランク上がるごとに1万円ずつ高くなるけど、ぶっちゃけこの辺って違いがわかりにくいですよね。

同じスピニング3番で比べると、カタログスペック上の目立つ違いは自重くらいですし。

20ゲーム19グラップラー21グラップラーBB
全長1.83m1.83m1.83m
自重157g170g172g
先径2.2mm2.4mm2.2mm
ジグウエイトMAX180gMAX180gMAX180g
適合PEラインMAX3号MAX3号MAX3号
最大ドラグ力6kg表記なし6kg
リールシート位置493mm465mm465mm
適合リール5000~8000番5000~8000番5000~8000番
ターゲットサイズ10kg+α10kg+α10kg+α

でも実際に触ってみると、曲がり方(弾性・反発)がちがいます。

一番上の「ゲーム」はしなやか。魚を掛けた後のやり取り、バラシにくさはやっぱり一番でしょう。

グッと曲がってしっかり戻るのでスロージギングのような動きにもある程度対応できると思います(タイプJでも)

真ん中の「グラップラー」はハリの強い印象。ジギングロッドらしい作りです。

スパイラルXとハイパワーXという2種類の強化構造が入っているため、(詳しいレビューは後述しますが)「強い」です。

末弟の「グラップラーBB」の曲がり方はグラップラーとよく似ています。

ただ、弾性は無印グラップラーより低いそうなので、少し疲れやすかったり、バラシやすかったりはあるかもしれません。触った感じではそこまで大きな違いはなかったですが。

「ゲーム」はお値段もさることながら、しなやかすぎる気がして、僕が欲しいイメージと違いました。

「グラップラーBB」もいいんだけど、今回はセール中で「グラップラー」がお買い得になっていたので、無印グラップラーにしました。

ライトジギングロッドかジギングロッドか

シマノのグラップラーシリーズ、同じ3番でもライトジギングロッド(タイプLJ)ジギングロッド(タイプJ)がラインナップされています。

■無印グラップラーの3番スペックを比較

タイプJタイプLJ
品番S60-3S63-3
全長1.83m1.91m
自重170g127g
先径2.4mm2.2mm
ジグウエイトMAX180gMAX180g
適合PEラインMAX3号MAX2号
リールシート位置465mm432mm
適合リール5000~8000番3000~5000番
ターゲットサイズ10kg+α10kg+α

カタログスペックを見ると、対応ジグウエイトは一緒。180gまで背負えます。で、ロッドの重量は43gもライトジギングロッドの方が軽い。

となると、ライトジギング用の方が良いような気がします。

でも当然、味付けというか使い方が全然ちがいます

重めのジグをキビキビしゃくって釣るのなら太くて硬いジギング用です。

大物がかかったときも、太くてパワーのあるジギングロッドの方がやりとりをしやすそうですし。

今回、100g以上のジグをがっつりジャークさせるのが目的だったので、ジギングロッドにしました。

2番パワーか3番パワーか

もっとも汎用的が高いのは3番ではないでしょうか。

僕が選んだのも3番。

これはこれで悪い選択ではないですが、ある程度使い込んでみると「2番でも良かったかな」と思うことが多々ありました。

というのも、僕の今のオフショアのメインは大阪湾~和歌山(紀北)あたり。

大物が釣れてもブリ。大型のヒラマサやカンパチは基本かかりません。

加えて、遊漁船ではなくレンタルボートでの釣行がメイン。

周りに人もいないし、ゆっくり時間を使えるので2番でも十分戦えます。

というより、むしろ2番の方がやりやすいシーンが多いと思います。

太刀魚ジギングしかり、タチパターンの青物ジギングしかり、です。

また、3番だとハマチやメジロのサイズではあまり竿が曲がらず、ぐんぐん上がってきて面白さ半減です。

もちろん、この辺は海域や個々の使い方によって違ってくる話なので、ご参考まで。

ベイトリールかスピニングリールか?

これも使うシーン(乗る船)によりどちらが良いかは変わります。

スパンカーを立てたりして船の真下を狙う釣り方なら、ベイト(両軸)リールが有利です。

ドテラ流し(風に流される操船方法)でラインが斜めに出る釣りなら、スピニングリールが有利です。

ジギング船はドテラ流しが多いような気がするので、汎用性が高いのはスピニングモデルでしょうか。

どちらを選んでも「できない」ということはないので、好きな方で良いと思います。

ちなみに、僕はスピニングモデルを買いました。

リールの大きさは6000番がベスト?

僕は普段「ツインパワーSW 8000HG」を合わせています。

当然、適合サイズの範囲なので問題はありませんが、やや重いです。

6000番のリールの方がバランスは良いと思います。

適合リールサイズより、少し小さめのストラディックC5000番(ボディサイズ4000番相当)もつけてみましたが、少し先重り感がありました。

ただロッドが短いので影響は軽微です。

店員さんは「普通つけませんよ(笑)」なんて言ってたけど、全然使えないレベルではありません。釣りをする場所にもよりますが、個人的にはいけると思います。

まとめ。「グラップラー タイプJ S60-3」の使用感は?

しゃくりについて

150gくらいのジグをかなりキビキビと動かすことができます。

普通の速度はもちろん、早いワンピッチジャークでもきちんと追従してくれます。

適合ジグは180gまでですが、200gを超えても問題なく操作できます。

ただ、ベタというか王道のジギングロッドの味付けなので、スロージギングのような動きは苦手です。他のロッドと併用してください。

やりとりについて

魚とのやりとりについては、特に不安に思ったことはありません。

見た目どおりバットパワーは強いですし、粘りもあります。カーボン補強のおかげかパワーロスが少ないので、青物でも主導権を持って巻き上げてこれます。

疲労感について

疲労感はそれなりです。

軽量ではないですし、しなって重さを反発力で吸収してくれるタイプのロッドでもないですから。

しゃくりの重量が割とダイレクトに体にきます。1日中やると筋肉痛がすごいです。(嫌いじゃない痛みですがw)

体力に自信がない人は、ゲームなど上位のロッドにするか、番手を落とすのが良いと思います。

さて、レビュー(インプレッション)はこんなところですが、イメージしていただけましたか?

まとめると・・・

近海で使うにはパワフルでいいロッドです。

場所によってはややオーバーパワーになるかもしれませんが、広く使える番手なので1本持っておいて損はないと思います。

あなたのロッド選びの参考になっていれば嬉しいです。

enjoy!

今回インプレしたロッドはこれ
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大阪湾・友ヶ島(紀北)で使うのなら僕はこっちが良いと思います。(ベイトかスピニングかはお好みで)
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