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バンテックのデュアルソース・エアコンシステムとナッツのエボリューション・エボライトの違いについて

キャンピングカーレビュー・検証

どうも、ばんぞうです。

せっかくキャンピングカーを買うんだから、エアコンは欲しいところですね。真夏の機動力がまるで変りますから。

でも、知ってました?「エアコンがついててもいつでも動くわけではない」ということを。

エアコン使用は基本的に外部電源に接続、または発電機を回す必要があります。なので、車種によっては走行中に動かせないなどの制限があるのです。

まぁそれではあまりに不便なので各社、車単体でエアコンが動作するよう電装システムを用意しています。

最低限、トリプルサブバッテリー、1500W正弦波インバーター、バッテリー残量計があれば使えますが、各社少しでも長く便利に使えるよう工夫しています。

代表的なのが、ナッツRVの「エボリューション(Evolution)」「エボライト(EVOLITE)」。バッテリーを急速充電することでエアコンの使い勝手を大幅に上げています。

そして良く比較されるのが、バンテックの「デュアルソース・エアコンシステム」エンジンが発電した電気を直接エアコンに回すことで、サブバッテリーの消耗を防ぐシステムです。

実は、両社とも簡単な図解は出しているのですが、説明がイマイチ分かりにくく、実際どうなのかというのがわかりませんので、解説してみます。電気の事は難しくなりがちですが、なるべく計算を使わずがんばってみます。

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エボリューションとエボライトはどう違うの?

まずは、ナッツRVが誇る電装システムから説明します。

エボリューションというのが特許出願中の革新的なシステムでクレアなど上位のキャブコンについています。5時間のアイドリングでサブバッテリーが満充電になるというのですから連泊にも余裕で耐えられます。

エボライトは、エボリューションの技術を応用してコストを抑えたシステムです。クレソン・ボヤージュに搭載されています。

当然、エボリューションの方が能力は上です。充電能力でみると概ね2倍くらいです。

共通しているポイント

両方に共通しているのは、昇圧してサブバッテリーを充電するということ。

少し難しいので、説明します。

普通、車のバッテリーは12Vです。これはご存知だと思います。そしてエンジンの回転を利用して発電している部品をオルターネーターというのですが、これが作る電気も12Vです。(実際はもう少し高く13V程度)

ここまでOKですね。

ではもうひとつ大事なことを言います。電気は「電圧の高いところから低いところ」へ流れます。

そうです、この電装システムの肝は、オルタネーターの作る電気を昇圧して、どんどんサブバッテリーに電気を入れるということです。だからスゴク早くサブバッテリーが充電されるのです。

そして、昇圧して充電するメリットがもう一つ。それは走行充電でサブバッテリーを満充電できるということです。

意外かもしれませんが、通常、走行充電でサブバッテリーはなかなか満タンになりません。

その理由は先ほどお話した電気の流れ方です。水と同じく(電圧の)高いところから低い方へ流れるという特性です。

充電が満タンに近くなるとバッテリー側の電圧が高くなって、なかなか電気が入って行きにくくなるのです。普通の走行充電ではある程度で充電は止まっています。なので、ソーラー充電を併用したりする人が多いです。

でもこのシステムなら、エンジンの発電だけで100%まで完全に充電できるのです。

両者の違いをひと言で言えば?

大雑把に言ってしまえば、廉価版のエボライトは、昇圧充電のみ。サブバッテリーを効率良く充電することで、エンジン稼働時、車内の電気を快適に使うシステムです。

一方、エボリューションは、昇圧充電+発電電力の直接使用。オルタネーターが発電した電気をバッテリーを介さずインバーター(車用12Vから家庭用100Vに変換する部品)に送るので、エンジン稼働時はほぼ無制限に電気が使えるシステムです。

インバーターに送った後、充電器に電気を流してバッテリーを充電します。充電器は2系統あるので、エアコンなど車内での電力使用量が増えれば1系統を直接使用にあてるという使い方ができるのです。

ちなみに、ナッツRVの説明ではオルタネーターの作る電気は安定していないのでインバーター⇒オルタネーターの流れの方が充電は安定するようです。

つまり、エンジンをかけさえすれば自由に電気が使えるのはエボリューション。エボライトは充電能力は高めているものの基本的に電気はサブバッテリーからの持ち出しです。

エボライトの充電能力が20Aほどですので、単純計算で20A×12V=240Wの電気を使うことができるということですね。それ以上はエンジンをかけていたとしてもバッテリーから減っていきます。

デュアルソース・エアコンシステムって

バンテックのシステムはこれ1本です。なぜかカタログには載っていない車種もありますが、ZILシリーズはもちろん、コルドシリーズにも搭載できます。(バンテック店舗で確認済み)

ナッツRVのエボリューションと同じく、オルタネーターで発電した電気を直接インバーターに流します。なので、エンジン稼働中は家庭用エアコンがストレスなく使えるというわけです。

エボリューションとの違いは、昇圧充電はしないということです。サブバッテリーへの充電はあくまで普通の走行充電となります。

急速充電はできませんが、その分コストが安く、部品点数も少ないので故障のリスクも下がります。

まとめ:どのシステムを選ぶべき?

もっとも優れているのは、ナッツRVのエボリューションです。どう見ても一番使い勝手が良いでしょう。

次いで、バンテックのデュアルソース・エアコンシステム。走行中は電気を自由に使えるメリットは大きいでしょう。

最後は、ナッツRVのエボライト。エンジンをかけていても真夏にエアコンを使えば、バッテリーからの持ち出しが多くなってしまいます。営業マンの話では、実質(エンジンをかけながら)一晩くらいエアコンが使えるくらいのスペックとのこと。

正直「えーーーっ!」という感じですが、これも搭載していなければエアコンの使用はもっと厳しくなるということです。

搭載車種が限られているので、どれを選ぶという話ではないかもしれませんが、キャンピングカーをどう使いたいかで変わってくるかもしれません。

高速のSAなど、基本的にエンジンをかけられる場所で寝るよという場合は、バンテックのデュアルソース・エアコンシステムが便利でしょう。発電機の代わりですね。

1か所にとどまらず、毎日結構多めに移動する旅行が多い人は、ナッツRVのエボライトが良いでしょう。

もちろん、お金に余裕がある方は、エボリューションを選べば、現時点では最も苦労が少ないでしょう。