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クロスミッションBB S66MLを2年ほど使ったインプレ【体験談・レビュー】

釣具レビュー

シマノのクロスミッションBBのインプレです

約2年メインで使ったので、このロッドが気になってる人や購入を検討してる方の役に立てば嬉しいです。

今回レビューの前提条件
  • 使用モデルはスピニングのML
  • 使用条件はレンタルボート・SUP
  • 使用歴は2021年7月~2023年10月(メイン使用期)
ばんぞう
ばんぞう

この記事の執筆者です。

  • ブログ歴:6年
  • 好きなジャンル:ショアジギ・ジギング
  • メインフィールド:大阪・福井
  • 釣行:年間50回前後

サビキから自ら出船しての釣りまで広く活動しています。

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クロスミッションBB S66MLのスペック紹介

まず、クロスミッションBBがどういうロッドか説明します。

「知っとるわい!」という人は飛ばしてください。

1本でオフショアの釣り何でもやってしまおうというコンセプトのロッドです。

スピニング2機種・ベイト3機種展開で、長さは全て6.6フィート(1.98メートル)です。主な違いは硬さのみです。

品番種類ジグウェイト(g)
S66ML-SスピニングMAX80(鯛ラバMAX80)
S66M-Sスピニング MAX120(鯛ラバMAX120)
B66ML-SベイトMAX120(鯛ラバMAX120)
B66M-SベイトMAX120(鯛ラバMAX150)
B66MH-SベイトMAX160(鯛ラバMAX200)
▲ 21クロスミッションBB 簡易スペック表 引用元:シマノ
ばんぞう
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今回のインプレはS66ML-S(スピニングモデル)です

ティップは繊細ながら強い、タフテックαのソリッドティップ。

そこに、ハイパワーXの強いバットを合わせることで、色んな釣りに対応できるよう設計されたロッドです。

筆者所有のクロスミッションBBのティップとバット
▲ (左)クロスカーボンで強度の高いバット部、(右)繊細・柔軟なソリッドティップ

適合釣種は、タイラバ・ライトジギング・SLJ・ティップラン・メタルスッテ・ボートアジング・インチク

オフショアのライト系の釣りなら何でも来いといった感じです。

ちなみに、上位版のクロスミッションとの違いはタフテックインフィニティとスパイラルXとのみ。

そんなに大きな魚を狙うロッドじゃないので、個人的にはBBでも十分かなと思います。

クロスミッションBB S66MLで ライトジギング・SLJ

クロスミッションBB S66MLでライトジギング

僕がこのロッドを一番使うのがSLJ(スーパーライトジギング)です。

プレジャーボートだと、これと普通のジギングロッドの2本持ち。

SUPフィッシングだと、これ1本というパターンが多いです。

ソリッドティップですが、60gくらいまでなら十分アクションも付けられます。(それ以上は少しだるい)

水深30M~40Mまでの浅場限定となりますが、軽いし疲れ知らずで無限にしゃくれるので気に入っています。

タイラバ・ティップランエギング

クロスミッションBB S66MLでタイラバ

クロスミッションBB S66MLはスピニングモデルですがタイラバにも使えます。

ただし、しっかりサミング(フェザリング)して着底に気をつける必要はありますが。

感度は十分あたりを弾くことも少ないです。

ティップランにも挑戦しましたが、まだ1匹も釣れてませんww

ただ、同型を買った友人が釣りまくってたので、性能的には釣れるはずです。

バチコン・アジング/船サビキ

クロスミッションBB S66MLでアジ釣り

クロスミッションBB S66MLはティップが柔らかいので、アジ釣りにも向いています。

小アジのあたりを逃さない感度と、大アジを釣り上げるパワー、口切れを防ぐロッドのしなりと、かなり好条件がそろっています。

僕も加太沖(紀淡海峡)でよく使いますが、40cm級の鬼アジが来ても十分ファイトできます。

番外編:陸上でのライトゲーム

クロスミッションBB S66MLでの陸のライトゲーム釣果

あまりやる人はいないかもしれませんが、僕は陸っぱりでも使います。

ガシラやアコウをワームで狙うときや、岸壁ぎりぎりを狙うエサ釣りなんかでも使いやすいと思います。

クロスミッションBB S66MLのパワー感は?

クロスミッションBB S66MLで釣ったメジロ

クロスミッションBBは細いけどバットパワーがあるので、不意の大きな魚とのファイトも意外と大丈夫。

でっぷり太ったメジロもいけました。

フルキャストしても大丈夫?

シマノ公式サイトには、このロッドでキャストできるとは一言も書いていません。

「何グラムまで投げられる?」と質問しても「想定外の使い方なので回答できない」と答えられるそうです。

ただ、同社インストラクターの富所潤さんは、動画でフルキャストしていました。

だから、投げて大丈夫かどうか気になってる人は多いはず。

結論をいうと、クロスミッションBB S66MLで、30グラムのメタルジグをフルキャストできます。

・・・が、1年後くらいに突然穂先が折れました。(非キャスト時)

キャストを繰り返したのが原因かは分かりませんが、大丈夫とは断言できません。

小まとめ:投げられるけど、穂先折れの遠因になるかも。キャストは自己責任で。

クロスミッションBB S66MLに合わせるリールは?

ロッドが軽い分、やはりリールも軽量なものが合います。

よく合わせるのが21アルテグラC3000番ですが、バランスがよく使いやすいです。

4000番/C5000番くらいまでは個人的にOK。SW機種になると少し重いような気がします。

クロスミッションBB S66MLに合わせるラインは?

クロスミッションBB S66MLの適合ラインは、PE1.2号までですが、実用上1.5号でもほぼ大丈夫。

僕が良く使うのは、

  • 夏から秋はメジロクラスにも耐えられる1.0号
  • 冬はタイラバ・アジメインなので0.8号

みたいな感じで釣れる魚のサイズによって調整しています。

SUPフィッシングに圧倒的に強い

個人的にクロスミッションBBがもっとも光るのはカヤック・SUPフィッシングだと思っています。

まず、ジグもタイラバもエギもワームも1本で問題なくできるという時点で十分すごい。

カヤックやSUPには、何本も持ち込めないですからね。

さらにSUPやカヤックでは落下・落水のリスクもある。

となると、クロスミッションBBの「値段」が光ります。

僕は、もう2クラス上のクロスミッションXRも持っていますが、SUPで海に出るときはもっぱらBBを持っていきます。

まとめ:クロスミッションBB S66MLのインプレ

クロスミッションBBをそれなりに使い込んだ総評は、「がちマルチ」

船釣り全般、ほどほどに使えますし、陸のちょっとした釣りにも便利。

さらに値段的にも、ちょうど使いやすい。

とりあえず、これ1本持って行っておけば最低限何とかなる。そんなロッドです。

自分の釣りスタイルが決まっていて、専用タックルも全部いいのが揃ってる。そんな人にはあまり価値のないロッドかもしれません。

でも、これからの人や、ちょっと違う釣りもやってみたいチャレンジャータイプの人は、買う価値はあると思いますよ。

使っておもろいロッドです。

enjoy!