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ガーミン「Instinct3 Dual Power」を徹底インプレ!釣り用時計としての実力は?

釣具レビュー

どうも、ばんぞうです。

11年使ったプロトレックから、ガーミンInstinct3 Dual Powerに乗り換えたのでインプレします。

今回は、釣りにフォーカスした点のみ評価しています。

その他機能も含めたインプレ・レビューは別の機会に。

プロトレックやGショック(G-LIDE)との違いについてもお話しますので、釣り時計として選択肢にインスティンクト3が入っている方は、ぜひ最後まで読んでください。

ばんぞう
ばんぞう

この記事の執筆者です。

  • 釣り歴:7年
  • 好きなジャンル:ショアジギ・ジギング
  • メインフィールド:大阪・福井
  • 釣行:年間50回前後

サビキから自ら出船しての釣りまで広く活動しています。

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耐水性・防潮は必要十分。海釣りでも問題ナシ

garmin instincs3を海釣りで使っているシーン

この時計はアメリカ国防総省MIL規格「MIL-STD-810」準拠。

耐熱・耐寒・防水・腐食・塩水噴霧などの米軍の資材調達基準をクリアしているという意味です。

オフショアの釣りで潮をバンバン浴びても、ランディングの際に腕を水に突っ込んでも余裕です。

釣り終了後に真水で流せばメンテ終了です。

釣りシーンでも見やすいMIPディスプレイ

garmin instinct3 dualpowerのMIP液晶

Instinct3 Dual PowerはMIPディスプレイ。

屋外での視認性はバツグンです。

真夏の炎天下でSUPやカヤックを出したことがある方なら、分かると思いますが、超光量下では通常のカラー液晶デバイスは、まったくと言っていいほど見えません。

AMOディスプレイモデルを考えている方は、その辺は注意してください。

アナログな操作が逆に釣りには便利!?

Instinct3 Dual Powerはタッチパネル操作はできません。

時計の側面5つの物理ボタンで全て動かします。

garmin instinct3 dual power の物理ボタン
▲ 時計右側にも同様の物理ボタンが2つ装備されています

今時・・・な仕様ですが、釣りにおいてはこっちの方が便利。

手に水滴が着いた状態でも操作可能ですし、グローブを付けたままでも押せます。

操作・メニューの並び順もカスタマイズできるので、大体2~3回ボタンを押せば操作は完結します。

Instinct3 Dual PowerのGPS精度がすごい

これが買って一番驚いた点かもしれません。

小さい時計ながらも、GPSの精度と補足スピードは超優秀。

正直、手持ちのカーナビや魚群探知機以上です。

人工衛星「みちびき」にも対応しているからか、誤差も少なく優秀です。

釣りシーンではバッテリーの心配はほぼナシ

バッテリー持続時間は公称で約40日間。

スマートウォッチにしては破格の長さですが、決して大げさではありません。

GPSを使う頻度や、屋外での露出量にもよりますが、3週間の使用で電池残量半分ちょい。

月1回充電で十分運用できます。

釣りだと、ソーラー充電がフル稼働するので、バッテリー残量が結構増えます。

たとえば、このブログ用の写真を撮った4月26日だと、5時半から13時までの釣行で2%増えてます。

この間、電池の減りが早いGPSをずっとオンにしたままです。

タイドグラフ(潮汐表)の使用感がイマイチ

期待していた機能のひとつですが、意外と使い勝手が悪いです。

まず、ウォッチフェイス(待機画面)や釣りモード時に常時表示できない。

わざわざ、メニューボタンから呼び出さないといけません。

また、GPSによる地点登録も微妙。

現在地近くの観測地点の情報を持ってくる仕様かと思いますが、範囲が大雑把なんです。

たとえば、友ヶ島の中の瀬戸(このへん)

で登録すると洲本市(このへん)のデータをとってくる感じ。

実際、潮が動くのは30分くらいの誤差が出るので、脳内補正が必要です。

地味だけど日の出・日の入時間表示が便利

Instinct3 Dual Powerは、今いる地点の日の出・日の入時間を常時表示できます。

これが釣りには意外と便利。

たとえば、夜から釣り場に入って、朝マズメの時間を知りたいとき。

わざわざスマホを取り出してアプリをチェック。そしてポケットに収納。この動作が不要になるわけです。

また、SUPやボートでもうちょっと釣りしたいときも、日没時間が一瞬で見れるので助かります。

夜釣りで安心!?LEDフラッシュライト

Instinct3 Dual PowerにはLEDフラッシュライトがついています。

結構明るいし、魚を刺激しない赤色点灯もできるので、夜釣りに便利!

かというと、個人的にはあんまりです。

なぜなら、腕についているからです。(どーん)

仕掛けの結束なんかの際には照らせませんし、ヘッドライト代わりに前を照らそうにも、両手に荷物を持つと使えません。

結局、別途ライトは必要です。

ただ、電池切れの際の予備や、思いがけず暗くなった時のサブライトとして使えるので、あると安心できます。

釣りの「ポイント登録」の使い勝手は?

個人的に一番の目玉機能だったInstinct3 Dual Powerの「釣り」モードの「ポイント登録」

気になっている人も多いと思います。

ポイント登録のため、わざわざスマホを取り出さなくても良くなりますからね!

でも・・・使ってみると正直イマイチ。

一番ダメなのは、登録したポイントの確認。

スマホアプリと連携しても地図上に登録済みポイントは表示されません。

garmin connectの釣りアクティビティの画面キャプチャ
▲緑のマークは釣りスタート、赤のマークは釣り終了のアイコン。登録したポイントじゃないです

ポイントを確認したり、名前をつけたりできるは時計でだけ。

使いにくいです。

「釣りを記録」の使い勝手は?

Instinct3の釣りモード時には、魚が釣れた数と場所をメモリーできる「釣りを記録」という機能があります。

これも良機能ですが、惜しい!です。

記録するのに3度のボタン操作が必要なんです。

そこは、ワンボタンやろ!

絶対、ワンボタンやろ!

というのも、

僕がこの機能使うのはほぼオフショア(船釣り)です。

掛けた瞬間に、場所を記録したいんです。

でないと、あっという間に流されてしまいますから。

仮に船が2ノットで流されていると・・・

たった1分のファイトで約60メートル魚を掛けた位置からずれます。

5分やれば約300メートルです。

魚を上げてからじゃ遅いんです。

ぜひ、アップデートで1回押しになることを期待します。

比較した競合製品について

最後に、買うときに迷ったライバル商品についてお話します。

カシオ プロトレック PRW-70Y-1JF

プロトレックのマルチフィールドモデルです。今回の候補の中で一番カッコいいと思います。

見送った点は機能性。

タイドグラフなんかも見られますが、正直おまけ程度。スマートウォッチ系にはかないません。

釣り時計といえど見た目も重視したいという人にはおすすめです。

カシオ G-SHOCK G-LIDE GBX-100-1JF

価格が他の候補よりも安く、各種データ表示の視認性も良い。ということで最後の最後まで悩みました。

タイドグラフの地点登録も多く十分実用的。

大阪湾だと、武庫川一文字・南港・貝塚ぐらいの間隔で登録されているそうです(ビックカメラ店員談)

見送った点は機能性(2回目)

今回はガーミンの多機能さに惹かれてしまいました。

シンプルな釣り時計が良い人にはおすすめです。

まとめ

釣り時計として最強とも言われるInstinct3 Dual Power。

たしかに、多機能使い勝手も悪くありません。

ただ、釣り用だけとして買うのならオーバースペック。Gショック G-LIDE(GBX-100-1JF)でも良いのかなというのが正直な感想です。値段も5万円近く違いますし。

僕は釣りの他、ジョギングやSUPでも使いますので、色々使い倒してみようと思います。

enjoy!