どうも、ばんぞうです。
今日は船の落とし込み釣り(アンダーベイト)のお話をします。
という人は、ぜひ読んでいってください。
この記事を読めば、初釣行で迷いやすい準備と、最初の1匹を釣るためのポイントが分かります。
落とし込み釣りの仕組みと基本の流れ

船の落とし込み釣りは、イワシやアジなどの小魚をサビキ仕掛けに掛け、そのまま青物やヒラメがいる棚へ送り込む釣りです。地域によってはアンダーベイト、タテ釣りとも呼ばれます。
当日の流れは、大きく分けると次の4段階です。
- 船長が指示したベイトの棚へ仕掛けを入れる
- 竿先や手元の振動で、ベイトが付いたことを確かめる
- ベイトを付けたまま本命の棚まで仕掛けを落とす
- ベイトの状態を見ながら待ち、重みが乗ったところで合わせる
ベイトを掛ける前半と、本命の大型魚を釣る後半に分かれます。
繊細さとパワー。相反する要素が同居するからこそ、面白くもあり難しい釣りです。
当然、タックルにも両方の要素が求められます。
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落とし込み釣りのロッドについて

僕が初釣行でいちばん迷ったのは竿でした。
専用竿を買うべきか、手持ちの竿で代用できるのか。
まずは、竿(ロッド)についてお話します。
落とし込み専用竿
小さなベイトの動きもわかる繊細で高感度なティップ。
大型魚がかかっても、リフトアップできるパワフルなバット。
当たり前ですが、専用竿は落とし込み釣りに特化して設計されています。
ただし「落とし込み竿」として売られているものの中には、和歌山・紀北〜中紀では少しごつすぎるモデルもあります。専用竿を買うなら、ライト寄りのモデルが使いやすいと思います。
例えば、アルファタックル「kaijin 落し込み 73-205 Light」
高感度で軽量。和歌山エリアに合っているモデルです。
ダイワ「ゴウイン落とし込み S-215MT」も30〜120号対応のライトモデル。
2026年モデルはメタルトップ化してさらに高感度に。
専用竿以外なら、船用のミッドゲームロッドも候補に入ります。シマノでいえばミッドゲームXRのような竿ですね。
代用できるロッド
感度とバットパワーの両立というと、代用が難しそうですが大丈夫。
普通のジギングロッドでも、落とし込み釣りはできます。
ベイトを弾くから使えない……ことはありません。そりゃ専用ロッドよりは不利な面はありますが、使えないは言い過ぎ。ベイトも付きますし、付いたこともわかります。
タイラバロッドやライトゲームロッドもオモリ負荷に耐えられたら使用可能。
でも、ブリなどの大型青物が掛かることを考えるとパワー不足になりがち。不用意に走らせると同乗者に迷惑をかけてしまうので、あまりおすすめできません。
僕のおすすめはスロージギングロッドです。
軽量で高感度だし、青物対応にも問題ありません。船中でトップの釣果を出した実績もあります。
落とし込み釣りのリールについて

次にリールについてお話します。
電動リール
頻繁に仕掛けを巻き上げる釣りなので、電動リールを使う人も多いです。
大阪湾・和歌山北部エリアだと、手持ちが多いので小型の電動リールが使いやすいと思います。
ただし、水深もそれほど深くないので手巻きでも十分戦えます。
持っていなければ無理に買うメリットは少ないと思います。
手巻きリール
手巻きリールのポイントは、軽量コンパクト&ハイギア。
長時間持っていても疲れないのと、1回転あたりの糸巻き量が多い方が手返しが良いからです。
あとカウンターはあった方が便利。何メートルでベイトが付いたかを視覚的に確認できます。
もちろん、上記の条件にあてはまらないリールだからといって、使えないことはないです。まずは手持ちのリールを使うという選択肢も当然アリです。
僕が和歌山エリアで実際に使っているタックル

専用竿と代用竿2本のロッド
僕が落とし込み釣りで使っているのは、主に次の2本です。
ゴウイン落とし込みM-240
全長240cmの専用竿。
長さがあるので仕掛けもさばきやすいですし、海が荒れても仕掛けを海中で安定させやすいです。
当然、感度やバットパワーに問題はありません。Mクラスですが紀北エリアでは十分すぎるパワーです。
デメリットは手巻きリール&手持ちのスタイルでは、先重りすること。
落とし込み竿の中では軽量な部類ですが、手にはずっしりした重量感が残ります。
アウトレイジ SJ B61-2
スロージギングロッドですが、ぶっちゃけめっちゃ使えます。
ベイトの付きは分かりますし、ベイトを弾きやすい、外れやすいと感じることもそこまでありません。ゴウインでも外れるときは外れます。
ただ、同じ条件で2本を同時に使うことはできませんので、アウトレイジでは拾えていない小さな変化を、ゴウインが拾っている可能性はあると思います。
何より軽いので、1日中手持ちで使っても全然疲れません。
このロッドの詳細レビューはこちらでも行っています。
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リールと仕掛け
リールや仕掛けは以下のパターンが多いです
| 道具 | 使用しているもの |
|---|---|
| ロッド | ゴウイン落とし込みM-240/アウトレイジSJ B61-2 |
| リール | ティエラLJ IC 300H |
| PEライン | 2号 |
| リーダー | 10号 |
| 仕掛け | ハヤブサ「タテ釣りスペシャル」が中心 |
| 枝ハリス | 6〜8号が中心 |
| 錘 | 50号 |
錘50号は、僕が利用している船の指定です。
仕掛けに関しても、船長のおすすめです。というか大阪湾から和歌山エリアで広く推奨されている仕掛けです。
同じ和歌山でももう少し南に行くと、ハリス20号になるなど一気に推奨仕掛けが変わります。
買いそろえる前に一度、船長に確認した方が良いです。
リールはティエラLJ IC 300H。ゴウイン落とし込みとの見た目のバランスはあまり良くありませんが、手持ちで釣るので軽さを優先しています。
あと糸の巻き上げ長が91cmあるので、落としなおしの際の手返しも良いです。
落とし込み釣りでのベイトの付け方

落とし込み釣りの前半戦の鍵。ベイトの付け方について説明します。
基本は、船長から伝えられたベイトの棚へ仕掛けを落とすだけ。ベイトが針に掛かると、竿先や手元へブルブルとした振動が伝わります。
フリーフォール
ブレーキをほとんどかけずに、垂直落下ぎみに指示棚を通します。
活性の高いイワシがいれば、フリーフォールだけで掛かることも。とはいえ、指は軽くスプールに触れておきます。
サミングでゆっくり落とす
リールのブレーキやサミングを使い、仕掛けをゆっくり通します。
フリーフォールで掛からないときに試したい方法です。
ベイトの棚で仕掛けを動かす
落下、巻き上げ、再び落下。同じ操作で掛からないときは、ベイトがいる層で竿をあおり、仕掛けをふわふわと上下させます。
ベイトの付き方は日によって違うので、落とす速さと動かし方を変えながら反応を探します。
多点掛けを狙う
実際にベイトが付いた水深が分かれば、その層でちょっと粘るのもコツです。
最初の1匹が付いた棚で、軽く竿をさびきながら下げていく。僕はこのパターンをよく使います。
1匹だけ付けて落とすより、ベイトを多く付けた方が本命に見つけてもらえる確率は上がります。
外道は素早く察知
本命のベイト(イワシやアジ)以外にもサビキ針に食いつくことがあります。
こういうの
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こういう魚に本命魚が食いつくことは少ないので、素早く察知して外すことが大事です。
引きに違和感があるので、慣れるとすぐわかるかと思います。
ベイトを付けた後の待ち方と誘い方

ベイトが付いたら、基本は底付近まで落として本命が食いつくのを待ちます。
ただそれだけですが、ベイトを付けた後にも落とし込み釣りならではの注意点があります。
ベイトが外れていないか確認する
イワシは結構外れます。錘が着底したときの衝撃で取れたり、暴れているうちに取れたりすることもあります。
僕が初めて落とし込み釣りをしたときは、ベイトが一度付けば、そのまま底で待てると思っていました。飲ませ釣りの感覚でやるのはNGです。
竿先のプルプルがなくなれば、すぐに見切って新しいベイトを付けにいきましょう。
弱ったベイトを付け直す
イワシはすぐに弱ります。落として最初の2〜3分は元気にプルプルしていたのに、すぐ動きが鈍くなることもあります。
そのままでも食わないとは限りません。ただ、ベイトがすぐ付く状況なら、弱ったエサは切って新しいベイトに付け替えた方がいいです。
竿を大きくバンッとあおれば、ベイトは水中で外れます。もう一度、ベイトの棚へ付けに行きましょう。
ゼロテンションで待つ
通常、底を1~2メートル切った状態で待ちますが、錘を底に付け、仕掛けの張りを抜いて待つゼロテンションという方法もあります。
メリットは、イワシの動ける範囲が増えること。
底物狙いや、ベイトがまだ付いているか確認する時に便利です
デメリットは、トラブルが増えること。
仕掛けがたるむことで、おまつりや根掛りの原因になります。船が早く動くときや同船者が多い時は特に要注意です。使用場所を結構選ぶメソッドです。
落とし込み釣りのアタリと合わせ方

落とし込み釣りの山場、アタリと合わせ方についてです。
本アタリと基本の合わせるタイミング
本命が近づくと、ベイトが急に暴れることがあります。いわゆる前アタリです。
まだベイトが逃げている段階なので、前アタリでは合わせません。
基本の合わせるタイミングは、竿が海面へグンと引き込まれたとき。魚の重みを感じてから、しっかり合わせます。
竿先が跳ね上がるアタリ
竿先がポンと跳ね上がるようなアタリもあります。本命が下から食い上げたときに出るアタリです。
この場合は、狙う魚によって合わせるタイミングを少し変えることがあります。
青物なら、僕は早めに合わせます。青物は吸い込み型なので、すでにベイトが口の中へ入っている可能性が高いからです。
ヒラメなら、ベイトを噛んでいるだけの可能性もあります。ほんの少し待ち、竿が引き込まれてから合わせます。
言葉にすると魚種による差が大きく見えますが、実際はごく短い間の違いです。
ヒラメだから長時間待つ、という意味ではありません。待ちすぎると根へ潜られることもあります。
最初は竿が引き込まれたら合わせるという基本に忠実な方法で良いと思います。
掛けた後のやり取りとドラグ調整

ライトな落とし込み仕掛けは、枝ハリス6〜8号。大物が掛かった状態だと、ちょっとしたミスで簡単に切れます。
基本は、ポンピングNG。
竿の急激な動きでハリス切れを起こさないように、竿を立て気味にして一定速度で巻くのが理想です。
ドラグも、竿や仕掛けに合わせて調整します。締めすぎるとハリスが飛びますし、ゆるすぎると走られて、おまつりの嵐です。
正解はタックルや状況で変わりますが、僕はハリス8号なら指でラインを引っ張っても出ないくらい、6号ならギリギリ出るくらいを一つの目安にしています。
予備仕掛けと錘の必要数
1日落とし込み釣りをやるなら、仕掛けは多めに必要です。
などなど。仕掛けを消耗する要素が多いんです。
僕が1日に消耗した最大数は、仕掛け5枚、錘3個くらい。状況によっては、もっと必要になる日もあるでしょう。
だから大体、仕掛け10枚、錘5個くらいは持っていきます。(自分の中ではかなり多めです)
必要数は船やポイントによって変わります。船宿へ目安を聞いたうえで、余裕を持たせてください。
まとめ
長くなったので、最後にまとめます。
道具は、船宿指定の錘が使えて、狙う魚を無理なく上げられる竿があればOK。専用竿を買うなら、和歌山・紀北〜中紀ではライト寄りのモデルが使いやすいと思います。
仕掛けは船宿指定、または推奨品を基準にします。僕がよく行くエリアでは、ハヤブサの空針仕掛け7-8-8と8-6-8が標準。1日分として5〜10枚ほど用意したいところです。
釣り方は、落とす速さと動かし方を変えながらベイトを付け、その後もベイトが外れていないか、弱っていないかを確認する。魚が掛かったら急な動きは避けて、一定速度で巻き上げます。
これで最初の1匹にかなり近づけると思います。がんばってください。
enjoy!


