小型船舶免許を独学(飛び込み)でとったときのくわしい話

釣りの雑記

どうも、ばんぞうです。

釣り好きをこじらせて、とうとう船舶免許をとったのでその時のお話を。

教習所には行かず、独学でやったので、そのやり方注意点などを中心に。

また、他の独学者のために、実技試験の様子を細かめにお話します。

長くなるので前編・後編に分けてお届けします。

これから挑戦しようと思う人はぜひ。

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船舶免許って独学でとれるの?

割とかんたんです。

というのも取った後の感想。勉強中は不安との戦いです。

法律や気象。意外と学科試験の出題範囲が広いので、どこまでやれば・・・という感じですし、実技試験対策でできることと言えばイメージを固めるだけ。

僕の場合、釣りに行くとき、(船長の監督の下)簡単な操船はすることがあったので、他の独学受験者よりはやや有利な状況。それでも、実技試験はやってみるまで不安でした。

学科の勉強時間はのべ12時間。実技試験のYoutube視聴時間は恐らく6時間くらいは費やしたと思います。

ひとつの参考にしてください。

独学で船舶免許をとる時の手順

1.受験場所・試験日程を決める

日本海洋レジャー安全・振興協会(以下JMRA)のページ

リンク→ https://www1.jmra.or.jp/announce2003/

から、自分の都道府県を選択。

「試験日程」のリンクを押すと、現在受付中の試験日程が表示されます。

最大で3週間後の申し込みが可能

受験場所は自分の住む都道府県でなくても可。

2.申し込み

JMRAの窓口に行くのが一番手っ取り早いです。

  • 住民票(本籍地記載・マイナンバーなし)のコピー
  • 顔写真(縦4.5cm×横3.5cm)
  • 受験料など(2級で25,900円)

を持って行くと、その場で申し込み用紙に記入でき、受験票が発行されます。

所要時間は20分ほど。

行けない場合は、郵送となります。

まず、申込用紙を取り寄せ、記入後、郵送。後日、受験票が送られてくる仕様。

それぞれ返信用の切手代440円がかかります。

なお、受験日の希望は先に電話で伝えればOKです。

3.教科書入手&勉強

教科書問題集、練習用のロープを購入する必要があります。

教科書と問題集はネットでも買えますし、申込時にJMRAの窓口でも買えます。

ロープはホームセンターで切り売りを購入。

僕は、綿の直径9mmのロープを3メートル購入しました。

ボートスクール出身者は1メートル程度のもっと細いロープだったので、本当はこんなに要らないのでしょう。

でも、動画で学習するなら長い方が良いと思います。

係留の練習をするとき、長いロープの方がイメージしやすいですから。

勉強時間にどのくらい必要かは人によって違いますが、2週間くらいあると日中仕事のある人でも計画的にすすめることができます。

4.試験

がんばってください。

5.合格発表~免許取得

試験の数日後に合格発表があります。

JMRAのホームページにて発表されますので、合格後はJMRAに合格証明書を取りに行ってください。(または郵送手配をすすめてください)

その後、お住いの都道府県の運輸局に、下記のものを持って免許の申請に出向きます。

  • 操縦免許申請書
  • 申請書
  • 合格証明書
  • 顔写真(縦4.5cm×横3.5cm)
  • 住民票(JMRAに提出したものの原本)
  • 収入印紙(1,800円分)

操縦免許申請書申請書はJMRAでもらえました。もしなければ運輸局から取り寄せる必要があると思います。

収入印紙は運輸局には売ってないので、事前に郵便局やコンビニなどで購入していく必要があります。

学科試験の勉強のポイント

教科書を一通り読み、問題集を一冊やれば、ほぼほぼ大丈夫。

灯火や形象物など、ふつうの生活に馴染みがない部分は覚えるのはちょっと大変だけど、それ以外は大して難しいことはないです。

基本右側通行右側優先弱者優先(運航できない船や帆船など)という基本ルールを押さえれば、あとは常識にてらしあわせると結構点は取れます。

科目ごとに半分以上の正解があればいいので、どうしても覚えきれない項目は、思い切って捨てるのも手です。(取得後は、もちろん全部おぼえましょう)

実技試験の勉強のポイント

ひたすらYoutubeを見るだけです。

船の運転はレバー操作とハンドルだけです。車に乗れる人にとっては何も難しくはないので、焦らずに自分がやるところをイメージできるように持っていきましょう。

大事なのは「確認」です。

動画だけ見てると、すごく確認箇所が多いように感じますが、整理すれば大丈夫。

要はこれだけです。
↓↓↓

静止状態→発進
  • 1.船尾確認(プロペラの巻き込み防止のため)
  • 2.前後左右確認
転進(右折・左折)
  • 1.右・右後方/左・左後方確認(車の右左折・車線変更と同じ)
減速→停止
  • 1.後方確認(減速による追突の防止のため)
  • 2.中立確認(運転席を離れる際、安全確保のため)

人命救助や着岸は難しそうですが、やり方のポイントを言葉にしてしまうと覚えやすいです。

ちなみに僕が見たのはこのチャンネル
↓↓↓

動画がたくさんありますが、実技試験対策の動画は連番がついているので、追っていけば大丈夫。

まとめ

船舶免許をとるのは独学でも可能です。

ただ、ストレス(不安感)も結構あったので、心配性の人には向かないかもしれません。

実技だけでも、素直にボートスクールに行く方がいいかもしれません。

国家試験受験型なら、費用も控え目ですし。

ちなみに、僕が試験受けた日は2級の合格者が10人いて、僕以外全員ボートスクール出身者でした。

もし、独学に挑戦するなら後編の実技試験編も読んでください。

enjoy!