サラリーマンがキャンピングカーを買う最後の秘策、まじめな資産運用について

キャンピングカーとお金
luxstorm / Pixabay

どうも、ばんぞうです。

前回ローン+資産運用でキャンピングカーを買うというというのは、意外にも現実的とお話をしましたが、まずは軽くおさらい。

普通ローンを借りると金利分損をしますが、安く借りれるキャンピングカーローンで金利を上回る資産運用をすれば、得をするという話でした。

そして、その資産運用は決して難しいことではないことも最後にお話ししました。

今回は、より具体的に資産運用(投資)についてお話したいと思います。

初心者でも実行可能ですし、時間のないサラリーマンの方でも出来ます。私もサラリーマンですし。

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銀行預金の見えないリスク!?まずは意識を変えよう

投資というと「怖い」イメージを持つ方が多いと思います。投資詐欺のニュースも多いですし、FXや仮想通貨で破産したという人も実際たくさんいます。

でも、最初に言います。やってみると怖くありません。仕組みを知るともっと怖くなくなります。

そして、破綻してしまう人がなぜ破綻するかも分かります。私も幾度となく失敗してきましたが、それにも理由があり、今では同じ失敗は繰り返しません。

少し前置きが長くなりましたね。

投資を恐れる人の一番の理由は「お金が減るかもしれないから」です。

そして、お金を銀行に預金しておくのです。こうすれば、お金は減りませんからね。

でも、このことが大きなリスクだということに気づいていません。

銀行にある100万円の預金は1年後も100万円です。わずかな利子は付くかもしれませんが、基本的に増えません。

でも、100万円で買える物はいつも同じではありません。

今年に入ってからあらゆる商品の値上げがニュースになっていますね。近年の日本ではなかったので忘れがちですが、

歴史上、基本的に

お金の価値は落ち続け、モノの価値は緩やかに上がります。

これが経済にとってベストな状態なので、今年の値上げはいたって普通の事といえます。

つまり、ずーっと所持金100万円のままということは、価値が減り続けるのを指をくわえて見ていると言い換えることができるのです。

政府や日銀の目標は、平均2%物価上昇させることです。この水準に持って行こうとしています。

それでも、銀行預金はノーリスクですか?

投資の原理・お金の増える理由を知ろう

投資で破綻する人のほとんどが、聞けば当たり前の原理原則を無視してしまっています。

例えば、仮想通貨。2017年にはビットコインは約17.6倍も値段を上げました。年初に10万円投資したなら、12月には176万円になりました。

なぜ、ここまで上がったのでしょう?

それは投資家が乗り遅れまいと買いあさり、高値が高値を呼んだからです。

ビットコイン自体の実質的な価値は変わっていませんし、持っているからといって配当がもらえたりもしません。

つまり、自分より後に買う人が続かなければ必ず損をします。必ずです。

事実、2017年の最高値230万円代をピークに下がり続け、2019年1月には30万円台まで落ち込んでいます。

では、次に株式投資を考えてみましょう。株を買えば株主になり企業の業績に応じて配当金というものを受取れます。

そして企業というのは成長することが存在意義です。毎年、前年より利益を伸ばすことを目指しています。達成できれば株価も上がります。

そう、つまり株を買うということでお金が増えるというのはしっかりとした理由があるのです。

外貨預金もそうです。国外の利子の高い銀行にお金を預ければ、その分プラスになるのです。

同じお金が増えるということでも、その理由や仕組みはまるで違います。

自分が投資しようとしているものは、なぜお金が増えるのか理由を必ず確認しましょう。

理由が明確でないものは、危ない投資・投資ではなく投機(ギャンブル)ですので手を出すのはやめましょう。

サラリーマン・初心者のベストな運用は「ほったらかし」

表題の通りベストは一度買ったらほったらかしにすることです。

私も投資を始めたばかりの頃は、自分が買った銘柄が気になって仕方ありませんでした。それこそ仕事中も気になって株価をチェックしたり、急変したら売買したり、どちらが本業かわからなくなってちょっと病みました(笑)

大事なのは本業に響かないことなので、長期目線で1日の値動きは気にしないことが前提です。

となると、1つの会社の株を買うというのは得策ではありません。どんな優良企業も倒産のリスクはゼロではありません。

長期目線で投資して倒産して価値がなくなるというのは避けなければなりません。

なので、投資対象はできるだけ幅広くとる必要があるのです。

株ならば1社より10社、10社より100社へ投資した方が倒産リスクは少なくなります。とは言え、いきなり100社に素人が分散投資することはできません。

そこで、株価指数に連動した商品に投資するのがおすすめです。株価指数というのは「日経平均」「ダウ平均」とかニュースで言われているアレです。

買いやすいのはETFと呼ばれる商品です。日経平均に連動したETFに投資すれば自動的に日本の優良企業225銘柄に分散投資する効果が得られます。どこの証券会社でも簡単に買うことができます。

これを毎月、一定の金額を購入して放置するというのがサラリーマン投資の最適解です。

短期間で2倍になるなど、大きく勝つことはできませんが、10年以上の単位で見たときに負ける確率が低い投資方法です。

では、ここでその理屈・お金を生む理由について見てみましょう。

企業というのはひとつではなく、同じ業種でも何社もがしのぎを削っているのが普通です。

どこか1社が倒産しても、他の企業が利益をあげるはずです。

たとえば、何らかの理由でトヨタが倒産しても日産やホンダ、はたまたGMやヒュンダイなど、いずれ別の会社が必ず台頭してきます。

ここまでは、何となく想像できますね。

先ほどもお話した通り、企業は利益を上げることが至上命題で株価はそれに連動します。

自動車メーカー全てに投資すれば、自動車産業がなくならない限り、リターンを得ることができるということです。

さらに、多くの業種に投資すれば、分散効果は高まります。

その典型が、株価指数に連動した投資(インデックスファンド)です。

では、具体的にどんな銘柄に投資するべきか?

サラリーマン投資家の最適解は「分散投資&長期保有」ということです。でも分散といっても「どのくらい分散させればいいのか?」や「どうやって分散投資を行えばいいのか?」など疑問がたくさん浮かぶと思います。

実はそれらに対する答えも、先人は編み出しています。

それは、アメリカのS&P500に連動した投資信託やETFを購入することです。

アメリカは資本主義の中心、世界市場の中心で、経済の力(と軍事力)がずば抜けています。

過去30年のS&P500投資の平均リターンは9.89%。米国株式全体投資ので見ても平均リターンは6.8%、リターン重視で行くなら断然アメリカ株です。

長期目線ではずっと右肩上がり。投資対象としてふさわしいと言わざるを得ません。

外国株に投資するからといって英語が必要なわけではありませんし、特別な資格もいりません。

日本の楽天証券やSBI証券などで簡単に投資できます。

もちろん、日本株に投資しても問題はありません。ただ、日本株はアメリカ株の影響をモロに受ける割にリターンも低いので、投資対象としてはアメリカに劣ります。

今、アメリカ・日本・欧米・新興国の株式や債券・金(ゴールド)や不動産などに自動的に広範囲に分散できる商品があるので全くの投資初心者にはおすすめです。

私も使っていてとにかく手間がないので、サラリーマン向きだと思います。

私が使っているのはウェルスナビというサービスで、自分のリスク許容度を入力するとAIが自動的に分散する割合を決めてくれるという投資商品です。

広範囲に分散するので、利回りでみると先ほどのS&P500には適いません。過去のデータでのシミュレーション結果は1年あたり6%の利回りです。

手数料が1%と自分で直接投資するのに比べて高めの設定ですが、圧倒的に手間がかからない(PCすら要らない)ことと、自動的に積み立て投資が実行されるというメリットがあります。

私個人の意見ですが、初心者こそ自動積立投資にすべきだと思っています。なぜなら、自分の裁量で投資をするというのは、たとえ事前にルールを決めていたとしてもかなり難しいからです。

少し、簡単なテストをしてみましょう。

長期投資で最大のリターンを得るには、先ほどお伝えしたS&P500に投資することです。

これは、過去何十年にも及ぶデータが、導きだした最適解なので間違いはなく、今日にでも始めるべきです。

でも、これを書いている今、アメリカは近い将来、景気後退期に入るといわれています。また9週連続で株価が上がっているので、そろそろ大きく下落することも専門家は指摘しています。

この状況でも、あなたは買えますか?

今、買えば買った金額より下がる見込みの方が大きいのです。

この問題に対する答えである程度の投資の方向性を絞れます。

「すぐ買う」と答えた人は合理的な判断でリターンを取れると思いますので、自動積立でなくてもご自身で資産形成できるタイプといえるでしょう。

「下がってから買った方が良い」と判断された方は、恐らく実際に下がってからも、「怖くて買えない」という心理になりやすく、放っておくといつまでも資産を形成できません。

日本人はこちらのタイプが多いと思いますので、ウェルスナビのような自動積立が向いているのです。

なので、投資未経験のサラリーマンに1つおすすめするなら、今の所ウェルスナビということになります。

ばんぞうの実際の運用は?

キャンピングカーの話から大きく外れてしまったので、最後に私の扱っている金融商品をざっとお知らせして終わりにします。

まず、先ほどお話ししたウェルスナビ。給与口座から毎月自動で引き落とす設定にしています。

そして、日本株と米国株のETF。ウェルスナビだけではリターンが少ないので個別に購入し、トータルで株の持分を増やしています。

さらに、先ほどお金を生み出す理由がない!と断言した仮想通貨。これも実は少し持っています。今は投機イメージが強いですが技術的に有望なので、しばらく先の未来に投資しています。

そしてFX。こちらは外貨預金の代わりに使っていたり、ループ系の投資で使っていたりします。

一応、どの投資も最大リスクを見越して、管理しながら運用しています。

興味があれば、口座を開設して少額からでもやってみてください。キャンピングカー選びと同じく、百聞は一見にしかずです。

一度体験していただくと、私ばんぞうの言わんとしていることも理解していただけると思います。

どの証券会社・外為会社も口座開設は無料のはずです。それでは。

enjoy!