どうも、ばんぞうです。
今日は、釣りにおけるレンジについてお話します。
という方に向けた用語説明となっています。
レンジキープのやり方がわからない・うまくいかないという方は、こちらの記事をご覧ください。
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釣りにおけるレンジの意味や基本
レンジとは水深(の幅)のこと。
文脈によってはレンジ一語で、魚の居る水深・遊泳層という意味も持ちます。
ちなみに、エサ釣りだとタナという言い方をします。
レンジは、水面から海底(湖底・川底)までをトップ・ミドル・ボトムに分けるのがひとつの基本形。
ただ、釣種や状況によってはもっと細かく分けたり、トップ下なんて変則的な呼び方をしたりもします。
柔軟な概念ゆえ、各用語のニュアンスを押さえておくのが大切です。
説明します。
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釣りのレンジを表す用語いろいろ
レンジを表す専門用語は文脈や使う人によって変わってきますが、大抵の場合下記のような理解で大丈夫です。
意味合い的に水面に近い順にまとめますので、この機会に覚えてください。
トップ
もっとも上のレンジを指す言葉です。
水面そのものという意味で使われる場合や、その下数メートルまで指すこともあります。
表層
トップと同義ではありますが、水面だけを指す意味ではあまり使われません。
シャロー
これも水面に近い(=浅い)レンジを指す言葉。浅場そのものを指すことが多いですが、水深1.5メートルから2メートルくらいまでという意味合いで使われることもあります。
ミドル
中間のレンジを指す言葉。「トップでもないボトムでもない水深」という意味なので、多くの場合かなり広い範囲を示します。
中層・宙層
ミドルと同義です。
ディープ
ミドルより深いレンジを指します。基本的に水深全体が深い場所で使われます。
ボトム
海底に近いレンジを指します。感覚的には2メートルから5メートルくらいです(何の釣りかによります)
底層
ボトムと同義ですが、ボトムより少し上の水深まで含む場合もあります。
なぜ、釣りにおいてレンジが大切なのか?
ひとことで言うと「釣果アップ」のためです。
レンジを刻んで釣りをすると、魚のいる場所を把握しやすくなります。
一度アタリがあった場所に、再度ルアーを通すことも可能になります。
また、ルアーをしっかり横に引くためにも、レンジを意識することは大切です。
レンジを取るために欠かせないカウントについて
レンジと切り離せない「カウント」についてお話します。
カウントとは、ルアーの落ちていく秒数を数えることです。
ただそれだけですが、めちゃくちゃ重要です。
ルアーフィッシングではこのカウントを使って、ルアーの位置や水深を把握します。
「1カウント=1秒」でなくても構いませんが、常に自分の中で一定であることが肝心です。
状況によって優先して狙うべきレンジは変わる
時間帯や状況によって優先して狙った方が有利なレンジがあります。
100%どの釣りでも当てはまるわけではありませんが、セオリーとして覚えておくと便利です。
夜は表層~中層を優先
目の良い魚は、エサを求めて夜は表層まで上がってきます。
代表的なもので言うとアジ・メバル。昼は底層なのに、夜は表層でよく釣れます。
マズメ時は表層~中層
朝マズメや夕マズメは、ベイト(餌)となる小魚が浮きやすく、捕食者である大型魚も上を意識するので、表層近くから狙っていくのが有利。
ブリやサワラといった青物も、朝はトップでよく釣れますし、普段は底にいるハタ類も朝マズメでやる気がある個体は意外なほど上にあがってきます。
日中は底層~中層
夜から朝にかけて上の方を泳いでいた魚も、日が出ると底に移動します。
鳥など表層には脅威が増えますし、底の方が岩など身を隠す場所が多いからです。
雨が降っている時
雨の場合、狙う魚種によって有利なレンジは変わります。
シーバスなどの魚は活性が上がり浮いてきますし、ブリ系の魚は水潮(低塩分化)を嫌って底に落ちます。
水温が安定しない時
季節の変わり目や真夏など、表層と低層で水温差がある時は、基本的に水温が変わりにくい底が有利です。
まとめ:釣りのレンジとは
釣りのレンジとは水深や魚の遊泳層のこと。
またレンジを指す言葉は様々。
同じ言葉でも正確な意味(水深)は人によって違うので、各用語のニュアンスを押さえておくと、現場での、情報収集・理解もスムーズになります。
enjoy!