どうも、ばんぞうです。
クーラーボックスを新調しました。
ダイワの「プロバイザートランクHD II GU3500」です。
プロバイザートランクの詳細や、買うときに迷った点(サイズ感・VSシマノ)などお話できればと思っています。
釣り用のクーラーを探してる方のお役に立てば幸いです。
プロバイザートランクHD2 GU3500のサイズ(実測)について
まずは、大きさの話から。
個人的にクーラーボックスを買う際、サイズ感は一番悩みましたので。
製品仕様上の大きさは
奥行(短辺) | 幅(長辺) | 高さ | |
外寸 | 32.5cm | 71.5cm | 35cm |
内寸 | 24cm | 55cm | 25cm |
ですが、実際に測ると開口部の内寸の幅(長辺)は56.5cmあります。
↓↓
底は55cmで上にかけて広がっている形です。
対角線を測ると60cm。
↓↓
高さも加味した対角線は64cmです。(底左から開口部右までの距離)
↓↓
60センチの中型青物までならすっぽり入ります。
70センチなら曲げれば入ります。
80センチクラスの大型青物も斜めにして無理やり曲げて入れらないことはないですが厳しいです。
素直に尻尾を切った方が良いでしょう。
↑写真は81cmのブリを入れたところ。ちょうど尻尾が出る感じです。
90センチになると頭も落とさないと入らないでしょう。
プロバイザートランクHD2 GU3500の重さや持ち運びについて
プロバイザートランクHD2 GU3500の本体重量6.6kgです。
僕(スペック40代後半男)が持つと、空荷でも結構ずっしり重く感じました。
型番(断熱) | 重量 |
ZSS 3500(6面真空) | 7.6kg |
TSS 3500(3面真空) | 7.3kg |
GU 3500(ウレタン) | 6.6kg |
S 3500(スチロール) | 6.2kg |
実は、買う前に店頭で全モデル持ち比べさせてもらいましたが、数百グラムの違いでも、重量差は感じ取れました。
長距離を歩くと、結構負担が変わってくるはずです。
購入前にぜひ一度持ってみることをおすすめします。
ちなみに僕は、GU3500に氷が入った状態で歩くと5分が限界(=休憩が必要)です。これ以上重くなると手持ちはしんどいですね。
プロバイザートランクHD2 GU3500の保冷力について
プロバイザートランクHD2 GU3500はKEEP95。
KEEP値について詳しく話すと脱線するので割愛しますが、仕様上95時間氷が溶けないという意味です。
まあ、実際はそんなに持ちませんけど。
実用上の保冷力はKEEP値の半分くらいで見積もっておけば良いと思います。
ウレタンモデルで2日くらい、真空パネルモデルで3日くらいですかね。
プロバイザートランクHD2 GU3500の各部の詳細インプレ
各所の作りについてです。
上フタ
両開きで取り外しOKのフタです。
開閉用のレバー(?)が上面にあるのが特徴です。
開くときサイド面にアクセスしなくて済むので、釣りをしていても開けやすいです。
欠点はゴミやホコリが入ると取りにくいことです。
↓↓
パッキンの密着度は高く、新品状態では開けにくいほどです。
ちなみに、上蓋は断熱材が発泡スチロールなので、真夏の炎天下では結露することもあります。
ロングハンドル
肉厚でしっかりしています。普通に使っている限り壊れることはないでしょう。
また、真上に来た時に仮止まりするのも便利です。
サイドハンドル
キャスター使用時に使うハンドルです。
また、構造的に仕方ないのですが、短いです。
持ち上げるとボックス全体が大きめに傾きます。
中にこぼしたくないものを入れるときは気をつかいます。汁の出るエサとリールを一緒に入れたりすると・・・
キャスター
静音キャスターというだけあって、転がすときの音はまあ許容範囲。
シマノのスペーザは、あまりの音のうるささで、キャスターを改造する人もいますが、プロバイザートランクHD2では不要でしょう。
サイドロック
上フタの脱落防止用のロックです。
密閉力をあげるためのものではなく、あくまで不意の開きや脱落を防止するものだと思います。
つくりは割としっかりしています。完全に開けないとロック解除されないようになってます。
排水用水栓
水抜き用の水栓は普通です。
T型のナイロンの部品でひっかけているだけなので、紛失しないように要注意です。
ふんばるマン
船釣りの時これがあるとないでは大違いです。
ないクーラーボックスは、船のデッキを滑っていきますので危険です。
クーラーボックス購入時に迷った点1:サイズ
さて、ここからは購入時に迷った点についてお話します。
まずはサイズです。
僕の主な用途は、ショアジギングとレンタルボートでのオフショアジギングです。
どちらでも使える35リットルにするか、オフショア用途に絞って48リットル・60リットルにするか。
一時かなり「トランクマスターHD II 4800」に傾きましたが、店で大きさを見て引きました。
外寸90cm超はかなりのインパクト。
家具に近い大きさです。小さい子なら水貯めてプール遊びできるんじゃないかなw
大型クーラー購入を考えてる人は、ネットだけで完結せず一度実物を見ることをおすすめします。
その後、いろんなシチュエーションを考え48リットルと35リットルを行ったり来たりしましたが、最終的に汎用性の高い35リットルに決めました。
クーラーボックス購入時に迷った点2:シマノ
次に迷ったのが、シマノの「スペーザベイシス350」にするかどうか。
こちらは、プロバイザートランクHDより内寸が5cm大きく60cmあります。
この5cmの差は大きいです。
でも、最終的に選ばなかったのは、外寸が8cm大きいことと重量が500g重かったことです。
35リットルに絞った時点で、手持ちでの使用も想定していました。
僕がよく行く沖堤防は、高さ3~4メートルの階段梯子を上って上陸しなくてはいけません。
そのためサイズと重量を優先しました。
平坦なところでの釣りがメインならスペーザーにしていたと思います。
まとめ:プロバイザートランクHD II ってどうなの?
プロバイザートランクHD2 3500は、ひとことで言うと万能なクーラーボックス。
頑丈ですし、機能面は必要十分。陸っぱりでも船釣りでも使えるサイズ感で、場所を選びません。
ただし、クーラーボックスにおいて万能=最高性能ではありません。
たとえば、
軽いのが良ければ「ライトトランクα3200」の方が優れています。(重量が1.6kg軽い)
大きくて構わないなら「スペーザベイシス350」の方が内寸的に優れています。(横幅が5cm長い)
手持ちだけ・船だけみたいに用途が限定されていれば、これらコンセプトのはっきりした製品を選ぶほうが良いと思います。
プロバイザートランクHD2は万能型。
1台でいろんな用途に使いたい人には良いと思います。おすすめです。
enjoy!