どうも、ばんぞうです。
今日は夜釣りでは必携のヘッドライトの話です。
100均とかでも売ってるし、安っいのもあるから「どれでもいいわ」となりがちだけど、安物は値段相応。真っ暗闇でライトが壊れるほど不安なことはないですよ(←体験談)
どんなグレードのライトを選べば良いか、僕自身の使用した経験(インプレ)を交えながら、釣りで使うヘッドライトを選ぶポイントについてお話します。
釣り用ヘッドライトに必要な「明るさ」は?
釣りに使うのなら、そこまで明るくなくて大丈夫です。
だって、基本釣りって開けた場所(堤防など)での徒歩移動ですよね。
極端な話、10メートル先を照らせれば十分。
とりあえず100ルーメンあれば真っ暗闇でも歩けます。(ルーメンは明るさの単位)
見え方でいうとこのくらい。
↓↓↓
でも、最大100ルーメンでは「見えるけどやや暗い」かもしれません。
どうせ買うなら、もう少し明るい方が良いでしょう。
堤防なら200~300ルーメン程度がひとつの目安。
1000ルーメン超えのハイスペックなものは、普通の釣りにはオーバースペックです。
不必要な明るさは、まわりの人に迷惑をかけることにもなりかねないので要注意です。
釣りに必要な「色」の種類は?
白の高出力と低出力(節電モード)と赤があれば、大体のシーンをカバーできます。
白の必要性は言うまでもありませんね。明るく照らすには白が最適です。
赤は魚を刺激したくないときに使います。
白で突然水面を照射すると魚は散ってしまいます。
でも赤の光は、水に吸収されやすく、水中では遠くまで届きません。
釣り場でのマナーの意味でも赤色はあった方が良いと思います。
専用充電池?乾電池?「電源」はどっち?
ヘッドライトにはリチウムイオン電池が内臓されているものと、単三・単四アルカリ電池で動くものがあります。
最近は、電池ボックスに装着する専用バッテリーや、両対応のハイブリッド型などもありますが、ややこしくなるので充電池と乾電池という軸でお話します。
それぞれの一般的なメリットは次のとおりです
僕は、充電し忘れが怖いので乾電池式を使ってます。
充電できるエネループ(エボルタ)みたいなニッケル水素電池を使えば、ランニングコストも抑えられます。
ちなみに、100均で売ってる充電池はやめておいた方がいいです。めっちゃ持ちが悪いです。体感でメーカー品の半分以下です。
海で使うものだから「防塵性・防水性」も必要
釣りは水辺のレジャー。
波しぶきを浴びることもあれば、雨の日もあります。
もちろん、そんな雨や風の日に夜釣りに行くべきではありませんが、ギアは濡れるのを前提にした方がいいです。
防塵性や防水性はIP規格というもので表されます。
IP〇△の「〇」にあたる最初の数字が防塵性を表します。
1~6まであり、5以上で粉塵の侵入を防ぎます。
サーフで砂が舞うことなどを考えれば無難に6を選ぶ方が良いでしょう。
ちなみに、「X」という表記がされることもあります(例.IPX8)が、これは防塵性は未設定で防水性のみ保護する場合の表記です。
IP〇△の「△」にあたる2番目の数字は防水性です。
1~8までで、次のような性能評価となります。
- 1~2:水滴からの保護
- 3~4:水しぶきからの保護
- 5~6:直接水流からの保護
- 7~8:水没からの保護
釣り用ヘッドライトなら4以上は欲しいところです。
身に付けておくものだから「重量」も要チェック
ずっと頭に付けておくものだから、重量は軽ければ軽いほど良いです。
また、頭の周囲だけで支えるものより、中央にもベルトのあるものの方がズレにくいし、体感重量も軽くなります。
どのくらいの重量ならOKかは、個人差がありますが、
僕の場合、120g(電池含む)くらい・中央ベルトありなら、全く疲労感はありません。
明るくなってから外し忘れることも多々あります。
参考にしてください。
「チェストライト」という選択肢も
ヘッドライトは常に視線の先を照らしてくれるので便利ですが、
帽子のツバが影になったり、他の釣り人の方を見るとその人を照らしてしまったり・・・
というデメリットもあります。
そうした欠点を回避するために、胸につけるチェストライトを選ぶのもアリです。
頭の向きに関わらず常に前方の一定範囲を照らしてくれるので便利です。
おすすめのヘッドライトの「メーカー」は?
ヘッドライトは、どちらかというと壊れやすい部類のギアだと思います。
Amazonなどで売っている特に安い中華製品はすぐ壊れますので、国産メーカーの方が安心です。
たとえば、
ゼクサス(ZEXUS)
大阪の冨士灯器株式会社が作っている釣り用ヘッドライトのブランドです。
プロアングラーが監修。どんな過酷な環境でも使える釣りプロ向け仕様?
ベーシックモデルでも割りと高めの価格設定な気がします。
しっかりしたヘッドライトが欲しい方におすすめ
ジェントス(GENTOS)
1978年創業の国内メーカー。
作業用のヘッドライトでは高い実績があり、釣り用でも愛用者が多いイメージ。
ハイスペックなものからローコストなものまで幅広く展開。
1,000円代のライトは耐久性はなかったので、2,000円代以上のモデルがおすすめ。
ハピソン(hapyson)
パナソニックの釣具部門から独立?したブランド。
ニット帽ライトやチェストライトなど他にはないアイデアの商品が多い。
唯一無二なので、機能性・コンセプトに共感した人におすすめ。
釣り人におすすめのヘッドライト3選
釣りをするなら、「これぐらいのスペックがベスト」という製品を挙げてみます。
あくまで一般的な釣り人が使う前提ですので、堤防・テトラ帯での使用を想定しています。
ゼクサス ZX-160
HIGHモード230ルーメンとちょうど良い明るさ。
明るさ/電池の持ち/重量のバランスが非常に良いです。
赤色の点灯がないのが残念ですが、実売価格も3,000円代前半とお手頃。
明るさ | HIGHモード時 約230ルーメン LOWモード時 約30ルーメン |
電源 | 単4アルカリ電池 3本 または専用電池(ZR-1) |
持続時間 | HIGHモード時 約6.5時間 LOWモード時 約50時間 |
LED色 | 白色のみ |
重量 | 約79g(電池込) |
ハピソン YF-201
充電式のチェストライトです。
もう一つ安価で軽量なチェストライトミドルもありますが、持続時間と光量が低いため、こちらがおすすめ。
女性アングラーのプロモーションが多いためか、実際の釣り場でも女性の使用率が高い気がします。
でも男性が使っても悪くないです。
明るさ | 散光強 約200ルーメン 散光弱 約30ルーメン |
電源 | リチウム電池 |
持続時間 | 散光強 約6.5時間 散光弱 約22時間 |
LED色 | 白色/赤色 |
重量 | 約170g |
ジェントス CB-634D
前2つより明るい400ルーメン型のモデルです。
Midモードで100ルーメンになるので光量的に使い勝手が良いです。
ただ、照射角がワイド固定で、34メートル先までしか照らせないので、スポットで遠くまで照らしたい場合には向きません。
3,000円を切る値段なので、最初の1本におすすめです。
明るさ | Highモード時 約430ルーメン Midモード時 約100ルーメン Ecoモード時 約20ルーメン |
電源 | 単4アルカリ電池 3本 |
持続時間 | Highモード時 約3時間 Midモード時 約12時間 Ecoモード時 約55時間 |
LED色 | 白色/赤色 |
重量 | 約111g(電池込) |
僕も同型を使ってますが、汎用的に使えて良い商品だと思います。
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少しでもお役に立てていれば嬉しいです。
ヘッドライトで楽しい夜釣りライフを!
enjoy!