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ティップの折れたロッドを自分で修理する方法&Fuji製ガイドの選び方

釣具メンテ・カスタム

どうも、ばんぞうです。

先日、船釣りでお気に入りのロッドが折れてしまいました。

15,000円ほどで買った竿ですが、パーツ(竿先)購入すると10,000円もかかる見込みだったので、自分で修理してみました。

自分が忘れないため&これからやってみようという人が迷わないため、やり方を記録しておきます。

万一のときには、役立ててください。

ばんぞう
ばんぞう

この記事の執筆者です。

  • ブログ歴:6年
  • 好きなジャンル:ショアジギ・ジギング
  • メインフィールド:大阪・福井
  • 釣行:年間50回前後

サビキから自ら出船しての釣りまで広く活動しています。

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今回の症状と折れたロッド

折れたロッドはクロスミッションBB S66MLというオフショア用のマルチロッド。

どこかにぶつけたとかもなく、釣り中にメタルジグを回収していると、ティップ先端部が折れてラインに引っかかっていました。

細いソリッドティップが第2ガイドの先でポキッときれいに折れています。

今回の補修プランや修理のやり方

ソリッドティップなので継ぐのは無理です。

なので、長さは変わりますがロッドを詰める形に。

第2ガイドを外し、その位置にピッタリ来るトップガイドに付け替えます。

ちなみに、もしトップガイドと第2ガイドの中間あたりで折れてしまっていても、その位置にトップガイドを付けてはいけません。

ガイドの間隔が変わり、負荷のかかるバランスが崩れるからです。

このやり方をする時は、しっかりと第2ガイドまでは詰めましょう。

手順をまとめるとこんな感じです。
↓↓↓

タイムラインのタイトル
  • 手順1
    第2ガイドまでティップを切断

    今回は必要ないので割愛

  • 手順2
    ガイドを外す

    スレッドをライターであぶりつつ削りとります

  • 手順3
    ティップ径をノギスで計る

    0.1mm単位なのでノギスがないと厳しいです

  • 手順4
    トップガイドを注文する

    釣具屋さんやAmazonで注文しましょう

  • 手順5
    トップガイドを接着

    エポキシ系の接着剤が必要です

  • 手順6
    スレッドを巻いて固める

    今回は割愛しました

実際に修理してみた&難しかった点の解説

第2ガイドを外す

ライターでスレッドを炙ります。

で、柔らかくなった接着剤とスレッドをカッターでそぎ取ります。

ピントあってなくてすいません

炙り時間は1秒程度。やりすぎると割とすぐ火が着くし、すすが付きやすいので要注意です。

多少、すすがつくくらいは問題はありませんが、ロッドそのものが燃えたらアウトです。

新しいトップガイドの購入

ノギスで計ったところロッドの径は1.0mm。

内径が1.0mmのトップガイドを注文します。

めんどくさい人はAmazonとかで10~20個ほどセットになっているトップガイドを買えば、どれかハマると思います。

でも、僕は中華ガイドにあまり良いイメージがないので、もともと付いてたfuji製ガイドで探すことにしました。

まず、こちらのシマノHPで、トップガイドの型番をチェックします。

クロスミッションBB S66MLのトップガイドは「GMLGST4.5-0.9」でした。

この型番の意味、すごく難解だったので、解説します。

GMLGST4.5-0.9

最初のGM、多分ガンメタリック。もう一種P(多分ポリッシュ)という色がありました。

GMLGST4.5-0.9

で次のLGがこのガイドの型番。LGは小型ルアーロッド用のガイドだそうです。

GMLGST4.5-0.9

で次のSSicリングを表します。

GMLGST4.5-0.9

で次のTトップガイドを表します

GMLGST4.5-0.9

で数字。4.5というのがガイドの大きさで、次の0.9パイプ内径

意味さえ押さえてしまえば、釣具店の在庫の中から代用品を選ぶこともできますよ。

今回は、最後の数字(パイプ内径)だけ違う「GMLGST4.5-1.0」を注文しました。

で・・・1週間くらいで届いたのですが、何とはまらない。

仕方がないので、サンドペーパーで少し削りました。

注文するときは1つ大きめの方が良いかもしれません。

ガイドを接着する

ガイドの接着は瞬間接着剤でもできますが、念のため、強度の高い2液式のエポキシ系接着剤を使います。

ちなみに、2液式接着剤は硬化時間が長いほど、接着後の強度は高くなります。

今回は60分式のモノをチョイス。

液をしっかりまぜたら10分くらい放置。2液が完全に混ざってから塗りこみます。

で、ガイドが動かないように固定しなくてはなりません。←重要。

軽く固定してただけだと、いつの間にかズレてました(泣

もっと硬化時間の短いものの方が失敗はないと思います。

本来は接着後にスレッド(専用糸)巻いて固定しますが、トップガイドの場合は無くても実用上ほぼ困りません。

今回はその代わりに、車用のタッチアップペンで厚めに再塗装。

削った塗装のリカバリーも兼ねてます。

色はパールホワイト。手元にあったものでパッと終わらせました。

自分で修理した結果は・・・

ティップを先端3cm詰め、軸径0.1mm太くなったので、多少硬くなったのでしょう。

それほどの違いは感じませんが、強いて言えば、もともとMLのロッドが0.3くらいMに寄ったくらいでしょうか(MLとMの差を1.0とする)

ティップランやタイラバは少しやりにくくなっているかもしれません。

逆に、SLJ(スーパーライトジギング)はやりやすくなっていれば嬉しいです。

少し使って追記しますね。

ちなみに、かかった費用は、ガイド550円、ボンド300円程です。

使えないと思っていたロッドが1,000円ほどで復活したので良かったと思います。

あと、別の竿も折れて知ったのですが、トップガイドだけの破損なら、釣具屋さんで300円くらい(ガイド代のみ)で直してくれるそうです。

思わず「えーーーーーっ」と声が出ましたが、まぁ自分でやってみて、いろいろわかったこともあるので、良しとします(笑)

enjoy!