どうもばんぞうです
キャストしたときに「カンッ」という音が聞こえたら要注意。
エアノットのサインです。ラインが結びコブになってガイドに当たっている音です。
もし気づかずそのまま投げ続けると、収拾不能の大がらみに。
大量のラインを切って捨てなければなりません。
みんな大嫌いなエアノットについてお話します。
エアノットができたときの直し方・ほどき方
複雑に絡んでいるように見えても所詮1本の糸、原理的には両端から引っぱれば取れます。
チョットした絡みなら、結び目をツバで濡らて、締め具で引けば解決することも多いです。
問題は結び目がカチカチになっているときです。
そのまま強引に引っ張ると切れます。
ほどくのなら、まずやるべきは結び目をほぐすこと。
プライヤーの平らな所で何度か結び目をつぶすように握ると、柔らかくなるので丁寧にほぐしながら直していきます。
エアノットほどき液もどきを作ってみた
世の中には「エアノットほどき液」というのが売っているようです。
固く結ばれたラインとラインの間に浸透して、すべりを良くするものだと思います。
成分はフッ素かシリコンか・・・その辺でしょうか。
公表されていないので詳しいことはわかりませんが、用途を考えると家にあるもので代用できそうです。
そう、石鹸です。
要は摩擦が減ればいいので、油でも夜のローションでも・・(〃ノдノ)テレ
とりあえず、なんとなくラインも保護してくれそうなのでリンスインシャンプーを使ってみました。
その効果は・・・
なぜ、こんなに絡んだかは内緒。
見事ほどけました。
シャンプーの洗浄効果で色が落ちてしまいましたが、結び目は無くなりました。
実はもっと簡単で効果的な対処法がある!?
実はエアノット。ほどき液なんて使わずとも、簡単で確実な対処方法があるんです。
それは・・・
切ってしまうこと。
「おおぉぉおぉーいっ」という声が聞こえてきそうですが、対処法としては最も正しいといえます。
結びコブができた時点で、PEラインは(その部分の)強度低下を起こします。
つまり、無事ほどけたとしても、次に大物がかかったとき、高確率でそこから切れる可能性が出てきます。
50メートル失おうが60メートル失おうが、ラインを切ってリーダーを結びなおすことが正解なんです。
ほどく必要性があるのは、エアノットが出来たところまでラインを切ると釣りにならない場合です。
その際に、少しでもラインのダメージを減らすためには、上述のようなほどき液が有効になります。
何よりエアノットは予防が重要
エアノットの原因のほとんどが「リールにふわっと巻かれているから」です。
たとえば、強い横風で、ラインが大きく膨らんでしまったとき、そのままリールを回すとふわっとテンションの低い状態で巻いてきてしまいます。
で、次の1投でエアノット・・・みたいな。
巻き取るときにきっちりテンションをかけることを意識すれば、エアノットは激減します
具体的には、
・キャストして着水前にはきちんとサミング(フェザリング)する。
・最初の糸ふけをとる時にはロッドを立てる
などです。
特に軽いルアーを使う時は気をつけてください。
また、しっかりテンションをかけていても、エアノットが頻発するときは道具立てが悪いことも考えられます。
PEラインの巻きすぎであったり、ラインローラーの固着。PEラインそのものが悪いことも考えられます。
エアノットは予防が第一です。次に早い発見&解消。
スプールから1本ぴょんと出た「はみ糸」を見つけたら、すぐに解消してください。
enjoy!